濁りの事を考える。
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
今、この研究報告を読んでいただいている貴方は濁りをどうとらえますか??
んー濁ってるな.....
おー澄んでるな.....
それだけですか?
今回はインプレッション的な研究報告から離れ、少し『濁り』について考えてみたいと思います。
【もくじ】
濁りがどんな状況なのか?
濁っているとはどういうことなのか?
澄んでいるとはどういうことなのか?
そういうところから切り込んでいきたいと思います。
濁りという世界を人間で例えると
朝方、通勤時や通学時、濃霧に見回れた経験ありますか?
そんな時、いきなり目の前に車が現れたらギャーーー(/_;)/~~ですよね??
心霊スポットで真っ暗な部屋を進まないといけないとき、壁づたいに歩けた方が少しだけ安心感がありませんか?
濁って視界が悪いとき、お魚さんはストラクチャーやカバーにピッタリ付く、タイトに付くと言われる理由だと思ってます。
それが、魚にとって濁っている状況。
逆に、晴れ渡る空にサバンナの草原に一人でポツーン。
いつ肉食の動物に襲われるかわかりません。
木陰に隠れても木の上にライオンがいるかもしれません。
いつもビクビクしている緊張状態。
それが魚にとって澄んでいる状態。
なんとなく魚の気持ちになることができたでしょうか??笑
相対的にとは??
釣り場に立ち、水の色を見たらいつもよりにごってる!
いつもより澄んでる!
他だ単に濁ってる、澄んでいるではなくて、「いつもより」と言うのが大事だと考えています。
つまり、普段はどんな水の色をしているのかおぼえておく事が重要になってきます。
例えば、いつもクリアウォーターと言われているフィールドでは魚は目視に頼って行動する割合が多いと考えられます。
また、いつもマッディウォーターと言われているフィールドでは魚は目視の他に側線にも頼って行動しなければなりません。
普段から目に頼って行動していた魚にとって少しでも濁りが入ってくるとなにも見えないと感じるでしょう。
例えると、芦ノ湖のように澄んだ水のフィールドと霞ヶ浦のような普段から水に色がついたフィールドほど濁らなくても目が見えなく、餌を食べたくても見つけることが困難になってしまいます。
ベイトにも同じことがいえます。
逆に、普段から濁っている霞ヶ浦がいきなり芦ノ湖のように澄みわたったら普段から濁りに慣れている魚にとっては見えすぎて常に緊張状態が続き、精神疾患を患ってしまうかもしれません。
だから、『いつも』よりどれだけ濁ったのかが大切だということです
濁りによってルアーやカラーを使い分ける
普段、行きなれたフィールドで少し濁りが入った。もしくは、いつもよりっ澄んでいる。
そう判断することができたら、ルアーやカラーを変えたほうが釣果に繋がるという研究データがとれています。
普段、YoU太郎が行くフィールドはクリアリバーやクリアレイクです。
基本的にナチュラルカラーを好みます。
でも、雨の後や秋の若干濁ったタイミングでは少しカラーを派手にしたり、スピナーベイトのような振動・フラッシング・金属音などハイアピールでいつもの状態なら見向きもされないルアーを選びます。
濁りが入ったとき、YoU太郎的には非常にムフフだと感じています。
先日のカラーの話に戻りますが、見える見えないをうまく使うことで、食性以外の「反射」という要素を使って魚に口を使わせる事が出来ます!
濁りとは勝手に『見えない』という状況を作り出してくれるカバーだと捉えています。
もし、ライトリグが得意で、濁りに対してネガティブな印象を持たれている場合は、ハードルアーの絶好のタイミングだと思って使ってみてはいかがでしょうか??
いつもより少しだけ濁っている場合は、普段よく釣れるリグやルアーのカラーを派手にしてみる。
いつもよりかなり濁っている場合は、極端にハイアピールなルアーから入ってみる。
今回はかなり初心に戻った研究内容に感じられた方も多いかと思いますが、2017年をシャッドオンリーで過ごしているYoU太郎にとって、相対的に現場を見るという事の大切さを再認識しています。
この報告が読んでくれた方の何かの参考になれば幸いです。
ではではー