ノーシンカーワームのオフセットフックセレクト
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
前回、高比重ワームのノーシンカーリグが爆発的に効く研究報告書を公開しました。
この時、自作のファットイカ(ベビーファットイカサイズ)を使用していて、フックのサイズは#3/0です。
もちろんフックは信頼のリューギ製インフィニをセレクトしていました。
今回は、高比重ワームに限らずノーシンカーワームのフックセレクトについて少し研究が進みましたので、合わせて読んでいただけたらさらなる釣果に繋がるんじゃないかと思い、報告書を作成いたしましたのでご覧ください!
【もくじ】
リグに求められる事
ノーシンカーリグに求められる事。
それは、姿勢。
だと考えてます。
特にクリアな水域でフォール姿勢、スイミング姿勢が傾いていたらやはり見切りますよ!しかも、クリアな水域でノーシンカーリグの登場機会が高いのもまた事実。
ノーシンカーは読んだ字の如くシンカーを使わないリグなので、ワームの姿勢を制御しやすいフックセッティングでリグってあげたら必然とバイトも増えると実感しています!
ノーシンカー用フックの条件
ノーシンカーを使うシチュエーションてかなりあると思いますがフォールに時間がかかるリグですので、今回は3mより浅い側のシャローでの話として進めます。
そして、カバーへ入れていくのか?それとも沈み物や地形変化へのアプローチなのか?いやいや、縦の障害物に対してフォールで反応を見てるんだよ!
ざっと考えただけでもかなりの使用用途が思い浮かびます。
そこに対してフックを使い分けていくのはかなりのエキスパートだと思いますが、YoU太郎はずぼらなのでそこまで出来ませんし、最近のフックはとても性能が良いのと形状がかなり工夫されますので結構1種類で行けちゃいます(*´ω`*)笑
しかし、拘らなかったがために獲り逃したなんてことになってしまったら後悔で夜も眠れませんよね?だからこそ、せめて数種類は常にボックスに配備させておき、様々な状況へ対応出来る準備は怠らない方がおススメです!
以前に、エスケープツインというワームに合わせるフックについてまとめた報告書があります。
そこでもフックに対して書いてありますが、今回はノーシンカーリグに突っ込んで取り上げていきたいと思います!
カバーへ入れていく場合
カバーに入れていく場合はそのカバーの濃さと距離感で使い分けます。カバーが濃ければ軸径を太くして伸ばされる心配を排除し、近距離であればストレートフックが抜群に良いです。
逆にカバーが薄ければ軸径を細くし貫通性能を上げ、遠距離ならナローゲイプのオフセットフックがすり抜けとフッキング性能を両立させてくれます。
YoU太郎はノーシンカーをカバーに入れないと食わないってよっぽどプレッシャーのかかった状況じゃないとなかなかやりません。なかなかカバーのあるフィールドにも行けませんが…笑
シビアな時ほどフックにこだわって見てください!!!
ストレートフック
ストレートフックとは初期掛りが一番早いタイプのフックです。
魚の口の中でいち早くポイントがお肉を捕え、そのまま一気に貫通させます。
デメリットとしては、ワームがずれやすい、フッキングパワーが最大限必要なこと、伸びやすい方向へフックポイントが向いていることが挙げられますが、そんな初歩的なことメーカーだってわかってます。。。笑
軸径を太く伸ばされにくくし、最初からワームキーパーを搭載しているメーカーもあります。おススメは間違いなくFina製のFPPストレート。さらに程よい太さ故、リグが低重心になり姿勢も安定します。
フッキングパワーが必要なのは、近距離のカバーに入れていく釣りなので必然と強い竿を使いますのでさほど気になりませんし、最近のフッ素コートフックはかなり貫通性能が高いので気になりません。
YoU太郎的には魚に飲まれないよう気を付けるほうが優先かと思うくらいデメリットの無いフックです。
ナローゲイプオフセットフック
ナローゲイプオフセットフックもノーシンカーではあまり使用頻度は高くありませんが、必須フックです。
なぜ使用頻度が高くないかというと重心が低くできないことと、ゲイプ幅が狭いのでノーシンカーリグで多様するバルキーなワームに合わせにくいことが挙げられます。
重心が低くできないということは、バランスを崩しやすくなるのでスイミングが安定せず、最悪はクルクル回転してしまいます。。。
最大限真っ直ぐに取り付けるようにできれば大丈夫なんですが、船の上ではなかなか。。。笑
なので、姿勢よりも中に入れることが大切なカバーゲームでのみ使用しています。
おススメはFinaのDASオフセット。大きい番手は軸径も太くカバーへ入れても安心な強度があり、ゲイプの大きなRがワームをズレやすくしているので意外とバルキーなワームでもフッキングが良いです。
さらに、少し遠いカバーの中でも小さい力でフックが立ちますのでフッキングもよいです。
胡散臭いほど優秀なフックかなと思いますが、ワームへの取り付けがシビアなので最初は練習が必要です。絶対!!真っ直ぐつけられる自身ができたら使ってみることをお勧めします。
細いボディのワームを使う場合はナローゲイプタイプでもいいですが、かなり遠投すヘビキャロとかで使いますが、やはりYoU太郎的には特殊要因という位置づけですね。
リューギにダブルエッジというオフセットフックもでましたね!おそらく同じコンセプトのフックだと思いますが、大きい番手になるとこちらの方が軸径が太いので、カバーに入れるノーシンカーとしては適してると感じてます!
オープンで使う場合
地形変化や沈みブッシュへ投入していく場合や、橋脚などの縦カバーへのフォールでノーシンカーリグをセレクトしていく場合は割と太軸のワイドゲイプなオフセットフックを選択します。
ワームのボディに対して大きすぎるんじゃないかと思うくらいアンバランスでもワイドゲイプを選びます。
なぜかというとフックをセットした状態での重心が低くできるからリグの姿勢が安定するのです。要はフックをシンカーとして扱うということです。
YoU太郎的にFina製のTNSオフセットやリューギ製のインフィニがおススメで、ともに使いやすく入手も用意ですので、補充のができないという恐怖を感じることもありません。フックは消耗品ですので、流通が整っていないと使うのが怖いですよね!
リューギ インフィニ
二つの使い分けですがあまり考えてません。
YoU太郎はメインにインフィニを使っています。二つをくらべるとインフィニの方は針先が外側を向いていて初期掛が早くバラしにくいのでこちらを好んで使っています。
水温低下の最中など、活性の下がるタイミングになってしまった場合は安心感が違います!!!
しかし、初期掛が早いので、魚に飲まれてしまうと喉の奥でフッキングしてしまうので、注意が必要かもです。
Fina TNSオフセット
じゃ、TNSオフセットはというと、ワームへの取り付けが簡単なのでピンテールのスティックワームなど、丁寧にフックを取り付けないとすぐバランスを崩してしまうようなシビアなワームでノーシンカーをリグる場合に使います。
とりあえずよくわからなければこちらを選んでおけば間違いないフックです。それだけ完成度が高く、誰にでも安心して おススメ出来るという事です!
とりあえずノーシンカー投げて見なさいと初心者に針の付け方から教える場合は問答無用でこれです!
比較すると。。。
ぱっと見た感じでは非常に似ている2タイプのフックですが、ワームを取り付けてみると違いがすぐに分かると思います。インフィニの方は真っ直ぐにつけるのが少し難しいです。対してTNSオフセットは結構簡単に美しく装着できます。
インフィニはワームへの取り付けさえマスターすればキャッチ率は高いです。人間にも魚にも厳しいっす。。。
TNSオフセットはもっとマイルドな味付けで、本当に誰が使っても安定している優秀なフックです。
まとめ
ノーシンカーだけでもこれだけフックの使い分けが大切になっていると感じています。
必要のないフックを買い揃える必要は無いと思います。YoU太郎の行くフィールドにカバーはほとんどありませんし、あってもワーム禁止なのでストレートフックを持っていくことはほとんどありません。
たくさんのワームやカラーを収集するよりも、信頼のおける数種類のワームといろいろなタイプのフックを用意した方が釣果に繋がると考えています。
面倒臭がらず、ぜひこだわってフックを選んでみて下さい!