【O.S.P blitz】シャローを猛爆するクランク!!ブリッツのインプレッション
コンニチハ!!
研究所のYoU太郎です。
もはや日本を代表するシャロークランク的存在になったO.S.Pのブリッツ。
確か発売したのは2004年だったかなと記憶しています。もう10年以上前のルアーなんですね(・∀・)
なぜロングセラーなのか?釣れるからに他なりません!笑
今更感もありますが、この子も溺愛中のクランクベイトでオールマイティに非常に使い勝手が良いと感じてます。
そんな愛おしきブリッツさんを徹底的に使い込んだので、インプレッションしたいと思います!!
【もくじ】
スペック
レングス : 53mm
ウエイト :9g
フック : 前#6横アイ 後#6横アイ
リング : 前#2平打 後#2平打
リップ : コフィン(サーキットボード)
重心 : 固定
ラトル : サイレント(SPEC2:ワンノッカー)
パッと見ただけで特徴的なこのシャロークランクですが、一体どんな性能を持ったクランクベイトなのか?
安定した実釣性能をもたらすブリッツをインプレしていきます!
特徴
ブリッツは見た目だけでもすぐに特徴的な印象を受けます。
今でこそ沢山他メーカーからも発売されてますが、プラボディにサーキットボードリップがついたクランクは当時珍しかったと思います。
おヘソの様にチラ見えするメインウエイト。
クリアボディからなら透かすとキラキラとボディ内面からハニカム構造が見られます。
それぞれがどんな意味を持っているのかじっくり観察してみました!
リップ
まず、目を引くのがコフィン型のサーキットボード製リップです。
なかなか浅い角度で取り付けられていて、タイトなウォブルアクションに一躍を買ってます。
薄いリップと前傾姿勢のバランスと相まって非常にレスポンスが早くキビキビした動きが特徴的です。
コフィンリップですので、ウッドカバーでもロック系カバーでも気持ちよく巻いてこれます。
ウエイト位置
チラ見せおヘソのようなボディから少し飛び出た位置にウエイトが固定してあり、これによってこのボディ形状の限界まで低重心化されてます。
イヴォーク1.2もプラボディでかなり低重心を意識したモデルになってます。イヴォーク1.2はボディ形状を工夫して低重心化されてますが、ブリッツはウエイトの固定方法を工夫して低重心化してます、
どちらも低重心化するコンセプトは一緒で、動きを安定させる方向へ持って行ってるのがわかります。
総合的に見て、イヴォーク1.2はよりカバー回避に特化させ、ブリッツは使いやすさを考慮してこういうバランスになったんじゃないかなと考えてます。
ハニカム構造
ベタ塗りカラーではわかりにくいですが、クリアカラーだとキレイに中のハニカム構造が透けて見えます。
と、言うかO.S.Pのカラーってとてもキレイですね…うふふふふふ
このハニカム構造の効果かはわかりませんが、ボックスに入れたままボートデッキに放置しても膨らんだら破裂したりしません!
それだけの強度を持ちながらかなりハイフロートです!
浮き上がり速度はめちゃくちゃ早いですよ!
ハイフロートなクランクが正義かと言われると悩ましいですが、このサイズ感と、浮力がもたらす恩恵は計り知れないと思います!
特にハイプレッシャーな水域で釣りをしてるとわかりますが、高浮力を謳ったフルサイズのクランクが効くことなんて滅多にありません。この手頃なサイズ感でこれだけの高浮力というのがBestなんだなーと感じてます!
excellent!!!!
さらに、リップと相まってとてもキレのいいアクションとタイトなウォブルにグリングリンお尻をかき回すような激しいロールが特徴的なアクションですね。
多彩なアクション変化
メーカーHPを見るとセミフラットという表現をされてます。
実際に見てみるとフラット面があると言うよりか、背中と側面との間と、お腹と側面との間に角を残しているような形状です。この表現でわかります?笑
ここにラウンドボディのクランクみたいに丸みを持たせないのも内部容積を大きくする事ができ、浮力の高さに貢献しています。
さらに、細かいトゥイッチに反応してピラピラッと大きなロールしながら頭を左右に振ります。
世界のT.Namikiプロはヒラヒラアクションと動画で説明していましたが、こういう形状でヒラヒラアクションをする事でブラッシング効果で結構深い所から食い上げさせることだってできます。
ここがイヴォーク1.2と大きな違いだと思って使い分けており、YoU太郎的には芸達者で色んなことが出来るクランクベイトという位置付けで、偵察要員として常にボックスに配備しています。偵察要員なのでクランクロッドには最初に付けていることが多いですね!
最初からクランキングタックルに結んでおきたくなる要因に、こういったアクションの多彩さが挙げられます。さらにこのブリッツは、低速域〜高速域までしっかり泳ぎきり、その中でスピード域によって微妙にアクションに変化があるのが非常に使いやすく感じてます。
対カバー性能
クランクなので、基本的にカバーはタッチさせて行く事で魚を反応させていきます。ブリッツが全てのカバーに適しているかと言うとそう言うわけでは無く、得意なカバーとそうでないとカバーがあります。
ただ、苦手なカバーがあるかというとそんな印象はありません!
ウッドカバー・リップラップ
こういう角のあるタイプのリップは基本的にウッドカバーのようなかたいカバーに強いです。
イヴォーク1.2はさらに強い印象ですが、こちらも負けてません。
イヴォーク1.2との使い分けとして、リップラップではこちらの方がやや急角度で潜行しますので使いやすいかなと思います。
と言うか、リップラップに対してコンコンコンコンと気持ちよくタッチして来てくれ、バランスを崩しにくくシャローのマッディーエリアでリップラップを攻略する為のクランクなんじゃ無いかなと思ってます!
なかなか急潜行してくれるので、ボートからいろいろな角度で投げ込んで行けるから重宝してます。
ウィード
やや急角度で潜行する事とリップ形状から 、ややウィードを拾いやすいかなと感じます。
突っ込み過ぎをきっちりロッドワークとリーリングでかわせたり、レンジ管理がしっかり出来るくらい地形を理解出来ていたら全然大丈夫なんですが、強いて言うならあまり得意では無い印象ですね!
注意点は無い?
ブリッツを使う上であまり『これは気をつけた方がいいですよ!』と言うことは無く、使い勝手が良い優秀なクランクベイトだと思ってます!
風によわい
あえて弱点を上げるなら、逆風での失速感は否めないかなと。
普通なら10g以上あってもおかしくないサイズ感なのですが、重量が軽いので風に煽られるのが少し苦手かなと言う印象ですね。
ハイフロート設計なので仕方ない…
リップが削れる
クランクベイト全てに言える事ですが、ブリッツのリップは薄めでコフィンリップなので削れてラウンドリップのようになりやすいです。
アクションに影響があるかと言ったらトータルバランスが良いので気になるような事はありません。まん丸スクエアリップのブリッツになってしまっても普通に釣れます。それが気持ち悪いと言うなら、削れた物はウィードコンタクト用として運用すればいいだけです。
それよりも、ロッドの上げ下げやスピード調整でボトムに当て過ぎない事をこのクランクで覚えたらクランクベイトでの釣果が飛躍的に伸びた気がしてます。
適当にゴリゴリボトムをこすってもクランクは釣れないんだよ!とブリッツはYoU太郎にクランキングを教えてくれたっす!ありがとうございます(・∀・)
削れやすくなってしまったとしても、レスポンスの向上を取った結果ですね!
まとめ
総合的に見て非常に使いやすいシャロークランクです。さすがはO.S.Pって感じで、1つは買っても間違いないクランベイトになってます!ちなみに、O.S.Pルアーはボックスで腐ってるものはありませよ(・∀・)
やはり市場に残るものは本物と言う事ですね(・∀・)
日本のシャロークランクど真ん中!今やこれを基準にクランキングボックスを組んでもいいと思ってます!
それでは、次回の研究報告もよろしくお願いします!
ではではー