【二章】灼熱のタフタイムを乗り切るフィネスローテーション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
前回は新入研究職員の研修釣行のメインパターンとなったノーシンカーリグを紹介しました。
今回は朝一の1番良さそうなタイミングで釣れたパターンを紹介していきたいと思います。
どんなリグだったかと言うと、スモラバです。
しかし、連日のよつに暑い日が続き雨も降らない灼熱の大地なので、朝一だからと言って簡単に口を使うわけではなく、トレーラーの選定とヘッドのウェイト調整が必要で、なかなかにセレクティブな状況です。
人も魚も生活しにくい状況ですが、なんとか口をつかわせることが出来たので、その時の状況とトレーラーの選定理由を報告致します。
【もくじ】
スモラバ
スモールラバージグです。
今回はエグジグを使いました。
ラバーのピリピリ感や、量、入手のしやすさ、ウェイトのラインナップが豊富でカラーもたくさん選べる優秀な数少ないラバージグです。
YoU太郎は普段経済的な理由から自分でジグヘッドにラバーを巻いてスモラバを作成しておりますが、今回はなんとしても新入研究職員のMiZ太郎とHoR太郎に釣ってもらいたかったので、バッチリ新品のエグジグを下ろしました。笑
選定したウェイトは0.9g、1.4g、1.8gでしたが、バイトがあったのは1.4gです。
おそらく、しっかりやりこめば0.9gの方が引き出せたとおもいますが、初心者の2人には1.4gの方が使いやすかったようです。
釣り方
スモラバはとても万能なリグです。
少し流れが強くなると使い方に制限が出てきますが、基本的になんでもこなせてしまう優等生です。
フォールスピードはハリの強いラバーが付いてるから必然的にゆっくりになりますので、深い水深を狙うのはそれなりの技術が必要ですがシャローでは誰でも使いやすいので年間を通して出番が多くなるかと思います。
主な使い方はフワフワ中層を漂わせたり、カバーに入れたり、ボトムを探ったりとなんでも出来ますが、今回はしっかり着底させてボトムをズル引く釣りで魚からの反応を引き出しました。
ボトムのコツコツを感じて、強い引っ掛かりがあったらラインスラッグをゆすってハングオフさせます。
この時、引っかかった物から勢いよく大きく外してしまうとまったく反応がなくなってしまうので、本当にフルフルフルっとラインをゆすって外す感じ。
2人にはまるでラバーだけをピリピリ動かすようにごく僅かなシェイクを心がけてもらいました。
例えば小石に引っ掛けてホロッとはずしてその小石のそばに着底させるような本当に弱いハングオフ。
朝一でもそんな状況でした。
ただ、大きなゴイニーをかけてしまい、ただでさえ狭いストレッチの修行川をスピニングでやりあったので、場所が荒れてしまったのは朝一の大きな誤算てすね。笑
(この時、YoU太郎は大きなサイズはプレッシャーで口を使いにくくなっだと思い、狙いをおチビサイズに絞ることにしましたとさ…)
ウェイトの選定
今回は軽いウェイトにバイトが集中しました。
1.8gだとあからさまにバイトが無かったことから、おそらくフワフワした感じが合っていたと思います。
また、水深が深いところで1.5mというバックウォーターのようなエリアなので、1.8gだと、ボトムとのコンタクト感が強く、思ったようなハングオフが出来ない印象でした。
1.4gくらいのウェイトがちょうどよく、さらに軽いと着底感が薄くてやりにくそうな印象です。
この辺りの調節は流れの速さ、水深、ボトムの沈み物によって変わってくるかと思います。
なので、スモラバは数種類ウェイトを揃えることを強くお勧めします。
水深に合わせて3種類くらいあったら十分です。
トレーラー
トレーラーによってバイトの出方に差異がありました。
使い分けたのはドライブクロー2インチ、3インチ、シュリルピン2インチ、ドンキーブー、アライブシャッドを3人で試しましたが、反応があったのはドライブクロー2インチとドンキーブーでした。
他のトレーラーに使ったワームでは一切反応がなかったのは、抵抗がなさすぎてスモラバのラバーを持ってしても動きすぎてしまうのが原因じゃないかと思ってます。
さらに、ドライブクローもドンキーブーも直リグでも試してみましたが、同じワームでもうまく噛み合わず反応を引き出せませんでした。
ドライブクローもドンキーブーも甲殻類をイミテートしたワームですが、少しタイプが違いますので、少しだけご紹介しします。
ドライブクロー2インチ
ドライブクローは逆足がたくさん付いていたり、大きな爪が水を受けやすく、細くて長い触覚がたくさんあったり、水の抵抗を受けやすく障害物に絡みやすい要素を沢山持ったボクシンググローブ系クローワームです。
これによってハングオフの時に飛びすぎず、障害物に絡みつくような誘いが簡単に出来ます。ドンキーブーに対してかなりピンで誘いやすいと思います。
ちなみに、3インチでは少し大きすぎて嫌われてるような印象を受けました。ピピってバイトはありますがいくら送っても乗らない。爪だけかじられて無くなって戻ってくるという事が起こったので今回のような状況では2インチの方が合ってたわけです!
ドンキーブー
ドンキーブーはドライブクローとは打って変わって順付された足とフラップが水を受け流し、ツルンッとしたスライドアクションが持ち味で、カバーの中に滑り込ませるような釣りでつかいやすいと思います。
ドンキーブーに関してはラバー付きの3.0gライトテキサスで、YoU太郎のロードランナーストラクチャー のロングソリッドティップならではのネチッこいボトムを這わせる釣りで、なんとかスモラバと同じ事を少し大きなリグのボリューム感で試して釣ってみました。
これはST640M-Ftのようなソリッドティップのベイトフィネスロッドだから出来たと思います。
ドライブクロー3インチと同じクラスのサイズ感ですが、そちらでは全く反応がなく、ドンキーブーと3.0gのラバー付きシンカーとソリッドティップのティップ感がギリギリマッチしたようです。しかし、スピニングとライトウエイトのスモラバには追いつかない感じで、今回はスモラバの方が釣りやすかった印象です。
まとめ
今回の釣行での最大魚はスモラバでした。
個人的には朝一のゴイニーが大暴れしなければ最深部の一等地でもう少しまともなサイズを狙えるかと思いましたが、仕方ないですね( *`ω´)
ライトリグって魚を触るだけなら簡単なリグですが、サイズも狙って行こうとすると、チビが元気になり、大人がヘバるこの時期は特に難しいですよね。
簡単にチビが釣れてしまうから一見簡単そうで本当に難しいリグだという事を再認識しましたorz
このフィネスローテーションもあと数回続きますので、もう少しお付き合いください。
ではでほー