YoU太郎のバス釣り研究所

YoU太郎のバス釣り研究所

副業でサラリーマンやってますが、普段は研究所でバス釣りの研究をしてます。お気に入りタックルのインプレと釣行記録のブログです!

往年の名機【ベビーシャッド60SP】がなぜ売れ続けているか?その秘密はただ釣れるからだった…

『ベビーシャッドが釣れる理由を知りたい。』

『ベビーシャッドって何故今でも売れるの?』

『シャッドを極めたいと切に願う。』

こんな方に向けて、この記事を書いております。 

 

ベビーシャッドに関するインプレッション記事を更新しました。

bassuniv.com

さらに使い込んで徹底的に使用方法を見つめなおしてインプレッションしています(*´ω`*)

 

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コンニチハ!

研究所のYoU太郎です。

 

ベビーシャッドってバス釣りをやっていて知らない人はいないくらい有名なシャッドですよね?

 

もし知らないって方がいらっしゃるとしたら、最近バス釣りを始めた若い子かな~なんて思っちゃってます…私も30ちゃいを超えてしばらくたつからな…笑

 

そんな若手バス釣りビギナーに簡単に説明すると、ベビーシャッドとは、1994年に当時ラッキークラフトで働いていた加藤誠司プロが手掛けたシャッドプラグのことです。

 

発売して間もないころ、このベビーシャッド50が河口湖でウイニングルアーとなり、当時は手に入らないくらい人気のルアーになった超有名なシャッドなんですよ!ちなみに、YoU太郎は当時小学生に上がるかどうかって年齢だったと思います。

 

なんですよ!って言ってもこの高ぶる気持ちはなかなか文章では伝わらないんでしょうけど、加藤誠司プロっていうと、今では超メジャーな大手釣り具メーカーになった『株式会社ジャッカル』の代表取締役会長を務めています。

 

1999年の創設以来、加藤プロはジャッカルの会長でありながらルアー開発の最前線に立ち、自信もトーナメントに参加し、日本のトップを走り続けている存在です。

 

ルアー開発では言うまでもなく、何本物大ヒットルアーを手掛けており、ものづくりの現場で、これほど熱く見習うべき存在な人間はなかなかいません。

 

そんな加藤プロがジャッカル創設前に手掛け、今でも売れ続けてるベビーシャッドシリーズ。

 

今回は、超ロングセラーのベビーシャッドシリーズの中でも最も使いやすい『ベビーシャッド60SP』がなぜ市場に残り続け、売れ続けているのか?

 

長い間探求してきたので、その成果とともに解説したいと思います。かなり使い込んだので信憑性アリ!

 

シャッドの引き出しが増えると、バス釣りの難易度が下がるのでぶっちゃけおすすめです♪

 

それでは、スタートです!

 

【記事の内容】

ベビーシャッドの釣れる内部構造

まずは、このベビーシャッド60SPが釣れる理由から解説していきます。

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ずばり、このベビーシャッドが釣れる理由には内部構造にあります。

 

世の中では、ルアーの内部構造はなるべくシンプルに、重心移動のレールですら『悪』みたいなうたい文句でルアーをPRしている人もいますが、それに関してYoU太郎的には少し疑問があります。

 

確かにカバーの中とか、短い距離でバスにアピールして気付かせなければいけないような使い方をするときは固定重心にしてルアーのアクションレスポンスを上げ、巻き出しのハンドルを回し始めたその一瞬で水を掴み、アクションをはじめられるような高レスポンスが必要ならば、ルアーの内部にレールみたいな重量を上げる要素があると少しもたついたアクションになってしまいますが、シャッドって基本的にはオープンエリアで使いますから、そこまでレスポンスは必要ありません。

 

と、言うか、そもそもシャッドの細身な形状事態でそこそこ水流を受け流してかなりハイレスポンスに仕上がりますので、そこまで神経質にならなくても人間側の技量次第でそこそこ何とかなってしまいます。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、なぜベビーシャッドが釣れる内部構造なのかは、スケスケのベビーシャッドをみながら解説していきましょう。

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まず、リップの付け根の目の裏にウエイトルームがあります。 YoU太郎はこれを第1のウエイトと呼んでおり、 固定されたメインのウエイトととらえています。

 

その後ろにフロントフックの付け根から背中にかけて斜め後方に伸びる板で仕切られたウエイトルームがあり、そこに小さな金属ウエイトがラトルのように自由に動くように配置されています。このウエイトを第2のウエイトと呼んでいます。

 

そして一番後ろは小さなガラス玉が入ったラトルルームになっていて、結構高い音質のチャラチャラ音を奏でるような内部構造になってます。

 

これによってどんな効果があるのか?

wwwyoyoyowww.hatenablog.com

以前、レベルシャッドの良いところを紹介した記事を書いた時も少し触れましたが、読んでいただけましたでしょうか?

 

ベビーシャッドもレベルシャッド同様に、タダ巻き中、ほんの少し左右にブレます。YoU太郎の感覚的には、レベルシャッドよりももう少し低速域でほんの少しだけ左右にブレ始めるように感じてます。

 

この動きが、追尾してきたバスに最終的なスイッチを入れて、飛びつかせるキッカケを作っていると感じてます。

 

どのシャッドよりも優れている

YoU太郎のシャッドを使う上での基本は、バスに追尾させて口を使わせるような運用をしているんですが、このギミックは他のどのシャッドよりも優れていると感じているし、シャッドのど真ん中的な使い方で一番爆発力をもたらしてくれていると感じています。

 

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昨今のシャッドは『巻きシャッド』というテクニック、すなわち、タダ巻きして釣れるような設計になっているとメーカーがPRしていますが、1990年代にすでに確立されていたってわけです。

 

現に、YoU太郎の溺愛するパブロシャッドやレベルシャッドも高速域で結構ブレるような動きを見せます。

 

でも、ベビーシャッドほど低速域で本当に小さなブレを起こしてはいないと思います。そもそも、ベビーシャッドもほんの少し左右に振れるだけで、よーーーく観察しないとわからない程度です。

 

さらに、バッチバチにトゥルーチューンが決まって初めて効力を発揮するようなシビアな設計です。

 

でも、釣り始める前にちゃんとトルゥーチューンしたくなるくらい釣れるギミックですよマジで!

 

設計はやっぱり古い…

古いシャッドなので、やっぱり設計は古いって言わざるを得ないと思います。

 

高速巻きシャッドみたいな使い方では少し使いにくいかなと思います。

 

なにせ、第2のウエイトで意図的にバランスを崩すようになっているので、高速域でボトムにヒットさせると大きく跳ね上がってしまいますので、タダ巻きで使うときは狙っている水深に対してロッドの上げ下げやラインの太さで潜行深度を調整してあげなければならないってことです。

 

とはいってもそこまで深く入るシャッドではないし、オカッパリからでも使いやすいと思います。

 

巻きシャッドで使いにくいと書きましたが、あくまでも『高速』巻きシャッドでは使い方に工夫が必要ってレベルで、その辺のコツさえつかんでしまえば基本的にはタダ巻きで釣れる超優秀なシャッドであることは間違いありません。

 

やはり厳寒期に強い

ベビーシャッドの恐ろしく有能なところは、厳寒期に強いってことです。 

 

それは、トゥイッチしたときの動きによるものです。

 

例えば、トゥイッチしたときのダート性能がピカイチなのはエバーグリーンのスーパースレッジとウルトラスレッジ。

 

確かに、この手のシャッドはとてもよく釣れるんですが、最低水温マジかになると少しバスが追いきれなくなるというか…

 

YoU太郎は普段かなり水の透明度が高いところで釣りをしているんですが、厳寒期にフラフラってシャッドを追尾してきたバスに対して、左右に飛ぶようなダートをさせるとバスが諦めてしまうことがあるというか…

 

左右への飛び幅が広すぎて、バスの活性が低いときはもう少し左右ではなくアングラー側にブルブルブルッてブレるくらいがちょうどいいんですよね。

 

この考えに至ったのは、バスの生態を調べているときに水中での見え方やバスと水温の関係をいろいろ勉強していたらひらめいた感じです。その後限られた時間ですが、実証を繰り返し、バスの反応を見てるうちに確信にかわりました。

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やっぱ、相手のことを知ると、自分なりにどんどんアイディアが浮かんできてバス釣りが楽しくなってしまいますね。

 

そんな時に活躍するのがベビーシャッド60SPです。

 

あ、同じモデルで50SPもあるんですが、これはもう少しあったかくなって早春を迎えた時期くらいがちょうどいいかなと思います。

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どれくらいの時期かというと、春の進行段階その1くらいです。上記の記事をご一読ください♪

 

釣果から、60SPはこの時期の少し前で力を発揮すると感じてます。 

 

カラーラインナップは異常!笑

 日本で販売されているモデルもものすごいカラーラインナップがありますが、USモデルも含めると、もはやどれがいいのやら…

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YoU太郎流のカラーの選び方の基準は、上記の記事で結構詳しく書きましたので、ご一読いただきたいのですが、普段通っているフィールドの背景に馴染むようなカラーを基準にして、そこから濁った時用と、クリアアップした時用の3タイプくらい持っているとどんなときでも対応できるし、迷わずカラーローテーションできるかと思います。

 

好きなカラーが見つかったら、そのカラーを基準にカラーをそろえていけばOKなんですが、なかなかこれだけカラーラインナップがあると実店舗で同じものを見つけるのは至難の業なので、 ネットで買ってしまったらいいかと思います。

ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) ルアー ベビーシャッド60SP ライムチャート

ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) ルアー ベビーシャッド60SP ライムチャート

 

個人的におすすめなのは、ライムチャート系カラーですね。比較的どんな水の色でも水中だとナチュラルに見えてると感じてます。

 

まとめ

 ベビーシャッドの凄いところをまとめます。

  1. 内部構造
  2. 遅い側のスピードで美味しい動きが出せる
  3. 釣れるギミック満載
  4. シャッドが良いタイミングで一番強い!

以上です。

 

結局ゆっくりタダ巻きしてるだけで釣れてしまうので、今まで深く考えたことがなかったのですが、使い込むことで実はかなり深い釣れる要素が絡み合っていると感じました。

 

そして、このシャッドはかなりいろんなタイプが販売されてます。個人的に好きなのはFですが、やっぱりSPを基準にし、その中でSPの苦手部分を他のタイプで補うような運用をしてあげればかなりシャッドの引き出しが増えていくんじゃないかと思い、今でも試行錯誤中です。

 

昔のルアーですが、今でも生き残っているのにはワケがあるってことですね!

 

まだ使ったことがないって人は、正直それだけでバス釣りの難易度を自らあげているって思っちゃいます!笑

 

古いから釣れないわけじゃないのでぜひ使ってみてください!

 

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