YoU太郎のバス釣り研究所

YoU太郎のバス釣り研究所

副業でサラリーマンやってますが、普段は研究所でバス釣りの研究をしてます。お気に入りタックルのインプレと釣行記録のブログです!

【Bantam 164ML-G】次世代のグラスロッド!バンタム164ML-Gのインプレッション

コンニチハ!

研究所のYoU太郎です。

 

長雨に続き大型台風が2つも日本を通過して各地で例年と違ったパターンの釣果がめだちましたね。

 

特にクリアレイクでクランクベイトの釣果が多かったように思えます。いや、YoU太郎が気になってるからそういう釣果ばかり目に入ったのかもしれません。笑

 

と!

 

いう事でですね。

 

今回はクランキングにベストなグラスロッドについてインプレッションしたいと思います。

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インプレするのはバンタムのスモールプラグスペシャル164ML-Gです。

 

このロッドは厳密に言うとグラスロッドではなく、グラスコンポジットロッドになります。100%グラスロッドと何が違うのか?低弾性カーボンロッドとは何が違うのか?そう言ったところを含めてインプレッションしたいと思い!!

 

ます!!

 

【もくじ】

 スペック

シマノのバンタムと言えば山木プロ、奥田プロ、伊豫部プロからなるバスタックル開発プロジェクトで、今回はそのベイトロッドシリーズからスモールサイズのプラグ専用ロッドである164ML-Gをピックアップしてインプレッションをお届けします。

 

まずはロッドのスペックです。

 

レングス : 6ft,4in 

パワー : ML

テーパー : Regular

ライン : 8lb〜16lb

ウェイト : 5〜21g

ティップ径 : 2.2mm

バット径 : 15.1mm

自重 : 130g

グリップ : 230mm セパレートグリップ

カーボン含有率 :   69.9%

 

スペックを見るからにスモールプラッギングモデル用グラスコンポジットロッドに感じます。

 

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果たしてその性能はいったいどんなもんなんやろか?1シーズン使い込んだので皆さんの購入の際に参考にして頂ければと思います。

 

軽量グラスロッド

軽いですね!

軽量コンパクトリールを合わせたらグラスロッドだとは思えない重量とバランスで、ダルさを一切排除したロッドです。

 

グラスって言われなければわからないです!それだけ軽量でシャキッと張りがあるように感じます。

 

グラスっぽさを求めてショップに行って、触ったり天井に当てて曲げただけでは拍子抜けするくらい頼りなく感じると思います。

 

キャスティング性能

 YoU太郎はハードルアーロッドを使うとき、どうしてもノリーズのロードランナーハードベイトスペシャルと比べてしまいます。あのロッドはそれだけインパクトがありますし、溺愛してます。

 

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ハードベイトスペシャルの中だとHB630Lというロッドがレングス的にも適合ルアー的にも近いでしょうか。HB640MLはbantam164ML-G よりももっと強いロッドだと感じてます。

 

HB630Lと比較するとキャスティングにおいてはウエイトを乗せるタメが短い為、どうしてもスピードのあるキャスティングを強いられます。

 

wwwyoyoyowww.hatenablog.com

 

どちらがいいのかというわけではなく好みの問題です。スパッと投げるタイプかグワーッと投げるタイプかという事になります。

 

低弾性カーボンを活かして丁寧に葦の隙間を狙って一投一投ダブルハンドでしっかり落とし込んでいくならHB630L。

 

 

全体的な張りを活かしてスピーディーに広範囲を流して行くなら164ML-Gかなと。

 

どちらの竿も非常に懐が深い竿なのでルアーウエイトやリールを工夫すればどっちでも同じ事は出来ます。なので何度も言いますがキャスティングに関して言えば好みです。

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重量的にも10g程度のブリッツやマッシュボブのようなレギュラーサイズのクランクベイトを中心に、ショットのようなタイニークランクまでいけます。ベイトフィネスリールを合わせれば、ソウルシャッド58SPあたりも余裕です。

 

グラスロッドにというジャンルで一括りにするならば、かなり投げやすいです。MLグラスの適応ウエイト範囲ならば一昔前のグラスとは比べものにならない程キャスティングに向いています。

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結局は慣れなんですけど、一昔前のグラスはジグロッドから握り変えた時の一投目なんかは最悪バックラッシュしてしまうか、天ぷらキャストになりますもんね!そんな煩わしさは皆無です!

 

ロッドの美味しいところ

皆さん巻物でグリグリクランク等を巻いている時、ロッドのポジションはどうしてるでしょうか?

 

YoU太郎はロッドを一直線にはせず、少しだけ角度を付けた状態にします。

 

これによってしっかりティップでルアーの振動を感じる事ができます。が!しかし、角度を付けすぎると、グラスコンポジットのいいところを台無しにしてしまいます。

 

要は、ルアーの抵抗でグラスっぽい部分が曲がってしまい、いざバイトがあった時には柔らかい部分が曲がり切ってしまってカーボンが強い部分でフッキングする事になってしまいます。

 

すると、普通のカーボンロッドでフッキングしているような状態になり、バイトを弾いてしまうことになったり、最悪はバイトじたい感じられなかったりします。

 

いい塩梅の角度を見つけましょう(`・∀・´)

 

スモールクランクでカバークランク

この操作性に張り感とグラス感の融合はまさにスモールプラグでのカバー攻めを可能にしたスペシャルロッドかなと!

 

短めのレングスで正確に小さなプラグを打ち込み、体当たりみたいに威嚇バイトもティップで乗せて、しっかりバットで掛ける。

 

ファイト中はさっきまでの張りが嘘のようにベリーからバットまで淀みなく曲がり込んでバスの突進を否します。

 

触っただけだとわからないけど、魚を掛けるとかなり竿の復元力がありますよ!しかも、しなやかにバットガイドあたりまで曲がるからライトラインも守りながらランディングに持ち込めます。

 

小さなプラグをタイトにゆっくり丁寧に流すのにピッタリ!

 

取り回しもいいからオカッパリからのプラグ何でもロッドとして大活躍間違いなしです!3/8ozのスピナベとかオカッパリから1番使うんじゃないですか?めちゃくちゃ気持ちいいですよ!

 

操作性能

 操作性は何も言うことなく抜群です。

 

HB630Lと比較すると張りがある分ジャークベイトのようなラインスラッグを操作するような釣りに特化していると思います。

 

カバークランクなどでも164ML-Gの方がロッド操作を駆使しやすいと感じております。

 

ただ、操作性の面でも両者ともコツがあるだけで、低弾性ロッドなりの操作方法を知っていれば同じことができますのでこれも好みになるかと思いますが、万人受けするのは164ML-Gだと思います。

 

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パルスコットクラスまでのポッパーやジャイアントドッグXクラスのトップや110mmクラスのジャークベイトまで適合しています。

 

肝心のグラス感

 

触っただけでは一切感じないグラス感についてはどうでしょうか?

 

キャスティングやルアーを操作する分にはカーボンロッドのようなシャキッとした使用感が前面に出ています。

 

が、実際にクランクベイトを巻いて、バイトがあると一気にグラス感が顔を出します。

 

YoU太郎はこのロッドのどこがグラスでどこがカーボンなのかは知りませんが、ティップが非常にソフトで追従性があるように感じており、微妙なショートバイトも感じ取れる非常に巻き感度が高いロッドだと思っています。 

wwwyoyoyowww.hatenablog.com

 

この日は台風前のお祭りを期待して行った釣行なのですが、数日前からのシトシト雨で水温が下がり、思ったほど活性が高くなかった状況でした。

 

そこで、ワーミングクランクショットをボトムにタッチさせながらデッドスローに引いてくるとクッと重くなるだけのようなバイトがありました。

 

元気はないけどやる気はあるような魚が、やっと見つけたショットを食べにきますが反転して持っていく勢いはなくその場に留まるようなバイトだったと思います。

 

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164ML-Gは、そんな低活性なアタリを果敢に掛けていくロッドなんじゃないかと感じました。

 

ティップはしっかりグラスで、人間側の手元は軽快なカーボン感が前面に出ており、今までのグラスロッドでは両立できなかったキャスト性能・操作性とショートバイトへの追従性を見事に掛け合わせた次世代のグラスロッドだったのです。

 

釣果を伸ばすフッキング

 そんないいところばっかりのグラスコンポジットロッドですが、今までのグラスや低弾性カーボンロッドと同じイメージで使っていると少し痛い目を見るかもしれません。

 

従来のダルい巻物ロッドは魚任せのノリ重視で、違和感を感じたら魚がかかってたような向う合わせなフッキングがメインでした。

 

どちらかというとスイープなフッキングで魚が掛ります。

 

しかし、このタイプのグラスコンポジットロッドは違和感を感じたら自分から積極的にフッキングをしないと魚が掛らないように思います。

 

伊豫部健プロのフッキングを見たことはあるでしょうか?

 

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SHIMANO TV様より拝借致しました。)

こんな感じで豪快にフッキングしてみてください!!

 

ギリギリ感じるような微妙なアタリも薄皮一枚で何とか撮れますよ!これは紛れもなくグラスロッドです。バーサタイルカーボンロッドでは気付きもしないバイトを皮一枚で取れますよ!

 

グラスや低弾性カーボンロッドでもしっかりフッキングが必要ですが、もう少しメリハリの効いたフッキングが必要だ!くらいに思ってて下さい!

 

これは絶対買いのグラスロッド!

 

普段からバーサタイルロッドといわれるような汎用性の高いロッドでの巻物って、スピナベのようなシングルフックがついたタイプの巻物にはいいですが、クランクのようなトリプルフックがついた巻物には少し張りが強すぎると思います。

 

しっかりクランクを泳がせ、軽快にジャークベイトを操作させられる面白いロッドでありながら、カーボンロッドから持ち替えても違和感なく使える164ML-Gを次世代のグラスロッドだと感じました。

 

確実に釣果が伸びる竿です!!! 

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カーボンロッドっぽく使えながらも、微妙なアタリも取れるロッドです。今までダルいロッドが合わなかった方に絶対試してもらいたいです!今まで気づきもしなかったバイトが取れるようになりますよ!!!

 

それでは次回の研究報告まで!

ではではー