【ROAD RUNNER STRUCTURE ST6100MH】遠く離れたピンポイントを正確に射抜くロッド!!ST6100MHのインプレッション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
そろそろ冬が始まりますね。
同時にワームの釣りも最終局面を迎えてくると思います!バイトも繊細で丁寧なアプローチを心掛けないと魚に嫌われるこれからの時期、しっかり釣って濃密な休日を過ごしたいですよね!
今回は、水の透明度が上がり少しディスタンスを取ってアプローチしたくなるこれからの季節にぴったりのロッドを紹介したいと思います!
この条件にビタビタにハマるのがノリーズのロードランナーストラクチャーシリーズ。その中でもロングレングスでありながらもソフトなティップセクションが繊細な誘いを可能にしているST6100MHです。
YoU太郎は言い切ります!
このロッド、相当キレてますよ!
【もくじ】
スペック
レングス : 6ft,10in
パワー : MH
テーパー : Fast
ライン : 12〜16lb
ウェイト : 5/16〜3/4
ティップ径 : 2.3mm
バット径 : 11.9mm
自重 : 147g
グリップ : 260mm セパレートグリップ
6フィート10インチのミィディアムヘビーパワーで、サブネームは1/4-3/8ラバージグ&テキサス。そうです!ライト系ジグテキロッドです! レングス的にオカッパリからもボートにも積める長さなので、自然と出撃回数が多くなっています。
バーサタイルなシリーズではありませんが、その中でもレングスと柔らかめのティップからかスピナベなどの巻物への対応力があります。
適合ウエイト
1/4-3/8ラバージグ&テキサスというサブネームが付けられていますが、実際の使用感はどのようなのものなのか?YoU太郎のウエイトによる使い分けをご紹介します。
ノーシンカー
バルキーな4inchいじょうの自重があるワームのノーシンカーを使います。
さすがに3inch以下はキツイですね。ベイトフィネスリールを乗せてピッチングでカバーを打つとかにはベストですが、PEのパワーフィネストどっちがいいでしょうか??
1/4oz以下
シンカーウエイト1/4oz以下のテキサスやリーダーレスダウンショットを使用しています。1/8oz程度の軽いシンカーでも、高比重で4inch以上のワームと合わせることで絶妙な使い心地があります。
たとえば、ウィードフラットなんかを軽いテキサスで丁寧攻めていくときに活躍します。また、これくらいのシンカーで通過するカバーでも使用しています。
もちろんバルキーな高比重ワームのノーシンカーとの相性も抜群です。
1/4oz前後
テキサス・ラバージグ共にカバーを探っていくときに使います。ゴロゴロ石積みエリアでも石一個一個を丁寧に探っていったりします。
これくらいのウエイトはオカッパリからもメインになる重さなので、カバーを打てるフィールドに通っているなら限られた出撃ロッドの選択肢に必ず入ってくるのではないでしょうか?
3/8oz以下
これくらいの重さになるとさすがにティップがモタれ始めるので、カバーに入れるというよりかは地形変化を探るような釣りで使用します。
これくらいのラバージグに3inchほどのワームをトレーラーとしてセットして、底を探っていきます。
また、ソフトなティップのおかげで自然な誘いができるのでスイミングでも使います。
使用例
YoU太郎のST6100MHでの使用リグを紹介します。
ノーシンカー
バルキーワームのノーシンカーリグ。具体的にはエスケープツイン、ファットイカ、デスアダー5〜6inchあたりを使います。
出来るだけバルキーで自重の重いスティックワームやピンテールワームなどが相性がいいです。
もしくは、シャッドテールワームのスイミングもしっかりフッキングができますので、個人的にはLTTやハードベイトスペシャルよりも好みです。
ライトテキサス
1/8〜3/16ozのライトテキサスもバルキーなワームに合わせます。
エスケープツインはもちろん、ドライブクロー4inch、デスアダー5〜6inch、ウルトラバイブスピードクローなんかが使いやすく、実績も高いです。
エスケープツインやデスアダーのようなピンテール系のワーム、ウルトラバイブスピードクローのような爪の硬めのフォール系クローワームはライトなシンカーとST6100MHのソフトティップのバランスが絶妙で、スライドアクションが生き生きと発生できてマジ釣れます( ゚д゚)
ライトラバージグ
1/4oz以下のライト系ラバージグにはドライブクローのようなボクシンググローブ系クローワームの3inchあたりのサイズ感が使いやすいですね!
これくらいの小さいラバーとワームの抵抗感をしっかり感じられるソフトなティップ感と感度はST6100MHならではです。
バーサタイル系の同レングスのロッドとは全く違うこの操作感は一回使って見ないとわかりません。
ヘビダン・ヘビキャロ
1/4oz以下のヘビーダウンショットや3/8程度のヘビキャロロングキャストによる大雑把サーチとしても使いやすく、これもノーシンカーで使うようなバルキーワームの使用に適してます。
ST650Mをより強く長くした印象があり、YoU太郎的にはウエイトとワームのサイズ感で使い分けてます。
ラバージグ
3/8ozのアーキーヘッドは薄めのカバーでもいけますが、基本的には地形変化にゴミとかが溜まってる場所みたいなところを探る場合に使います。
カバーをダイレクトに攻めるにはリグを抜いてくるときにティップが少しモタれます。なので、カバー周りを丁寧に探るのが高いかなと!
あとは、3/8ozくらいのフットボールのスイミングにもしっかり遠距離フッキングが決まり、ソフトティップからアクションも不自然にならず使いやすかった印象があります。
3/8〜1/2ozワイヤーベイト
YoU太郎はHB760Mでやる方が好きですが、これくらいの重さのスピナーベイトやチャターなどをフラットエリアで遠投する場合も相性が良く、ティップにウエイトが乗ることによりキャストが決まり、ワーミングロッドなのでベリーからバットがしっかりしてるからこの手のワイヤーベイトにも適応しています。
(すみません。写真のロッドはワイルドサイドWSC690MHです。)
他のバーサタイル系6.10fのロッドと同程度に使えます!ただ、こういう釣りにはHB760Mの方がスピナーベイトのブレードの回転やチャターの振動をティップがよく拾ってくれて使いやすいんですが、ハードベイトスペシャルを持っていない場合には適応がありますよ程度に考えて下さい!
それだけST6100MHの懐の深さかあり、ハードベイトスペシャルは異次元の存在だということです。
ワイヤーベイトの使用感はLTT650MHと好みの問題かなと感じており、両方持ってるならLTTにワイヤーベイト、ST6100MHにワームという担当分けをした方がより楽しくなりますが、正直好みです…笑
正確なロングアプローチ
このレングスならではのロングピッチングやサイドハンドキャストからのスキッピングによるアプローチが得意なロッドです。
7フィートは無いので軽快に振り回せるラングスの中で最長クラスだと思ってます!これより長いとサイドハンドキャストで水面を叩いてしまったり、ピッチングで振り回すのに少し大変です。
本当に6フィート10インチって絶妙な長さでオカッパリは勿論ですが、13フィート程度のアルミボートでもはみ出さず邪魔になりません(`・∀・´)
(エレキヘッドにはお気を付け下さい!)
ストラクチャーにはST720Hというロッドがありますが、それよりも操作性が良くソフトな位置付けといったイメージかと思ってます。両方とも汎用性の高いロッドですが、そう言ったところで使い分けしていきます。
ロングアプローチといってもどの程度かというと、ピッチングやサイドハンドキャストではボート1艇分くらい離れても同じくらいの制度で流していけるかなという感覚です。
繊細に操るティップ感
以前、研究報告書にかきましたが、このロッドは繊細なソフトティップが搭載されてます。
ティップ自体の径は太めでスタックし過ぎない強さはありますが、軽いシンカーを丁寧に操る操作性は抜群です。
ライトウエイトリグにバルキーワームをセットしてゆっくりフォールするセッティングで誘う時、ボトムの凹凸をしっかり把握できるので、ボトムの変化からリグを離さずに操作できます。
要は、ボトムの変化に魚が付くわけで、そこからリグを離してしまったらワームを使うような遅い状況では魚がリグに追いつけません。
これが、バーサタイル系の同レングスロッドではリグを操るのに強すぎるティップだったり、柔らかすぎてスタックを外そうとしたらピューンと一瞬でオイシイボトムからリグを飛ばしてしまったら… 釣れないんですよ!!
ストラクチャーの真髄
ロードランナーストラクチャーシリーズ全てに共通する事(少なくともYoU太郎が持っている番手全て)ですが、 セレクティブな状況でこそワームというルアーが活躍するし、そういう状況だからこそ『不自然さ』を排除しなければならない釣りだと思ってます。
不自然さとは、以前にテキサス・ラバージグでの釣り方という研究報告書にも書きましたが、ボトムにいるベイトならボトムから離したらいけないわけです。
一瞬で偽物だとバレます。
YoU太郎の行く場所はクリアな水域が多いです。そこではスモールマウスバスが多く生存しており、ラージマウスバスよりも偽物を見切る力が強いといわれてます。
YoU太郎はそれを経験的に感じており、丁寧に必ずロッドが釣果を分けると実感してます。
想像してください…
………。
透明度の高いバックウォーターのような川。
水深50cm程度にある岩盤。
岩盤から落ちると一気に2mまで落ち込む流れが急なエリアにライトテキサスでアプローチしていきます。
その一等地までの距離は10m先の対岸。
自分とポイントの間にある流れを避けながらラインスラックをメンディングしつつもボトムのマテリアルを感じなければならない。
岩盤の上にリグを落とします。
そこからボトムを感じ取り、岩盤からこぼれるようにリグをフォールさせます。
この時、フォール中のリグは岩盤の壁から10cm離れたらスモールマウスバスから返事はありません。
つまり、少しでもラインを張ってしまえばリグがカーブフォールして手前に寄って来てしまい、バイトチャンスを失います。
そんなシビアな状況でこそ活きるストラクチャーシリーズ。
さらに言うとこれをノーシンカーでもやれてしまうのがストラクチャーシリーズ。
こういう日本のリザーバーではよく目にする光景で活きるST6100MH!!
長いからって操作性が悪いわけではありません。実際、グリップセクションが長いので、リールフットからロッドの先端までは6.6fクラスです。
遠い先で繊細に扱うロングレングスジグロッド!!
特にこれから寒くなって水の透明度が上がれば活躍の機会は増えると思います( ゚д゚)
ぜひ、一度手にとってみてください^ ^
私とともにロードランナーの沼へ…いかがっすか??