【結論】超クリアウォーターの川でスモールマウスバスをハードルアーで狙うとき、【レベルシャッド】が最適解だった。
『クリアウォーターでバス釣りしてます。』
『ハードルアーで釣りたいです。』
『水がクリアだとハードルアー難しいです。』
こんな方に向けて、この記事を書いております。
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
YoU太郎は普段遠征に行く時間が取れないときは、超クリアウォーターの川でオカッパリからスモールマウスバスを狙っています。
超クリアウォーターってどれくらいかっていうと、これくらい。
浅瀬から深いところまで水中のありとあらゆるものが見えてます。
まず、ここで考えられることは、『ハードルアーじゃ厳しそうだな...』ってことですね。
確かに難しいです。
でも、ずーーーーっとこの川で腕を磨いてきたんですけど、その中で『ルアーでバス釣りてぇ!!』って思うじゃないですか!?
だって男の子だもん。
クリアウォーターで釣りをしている人たちは私以外にもたくさんいらっしゃって、私と同様にハードルアーの強い釣りに憧れている方って多いんじゃないでしょうか?
でも、実際そんなに甘くないですよね?
そんな悩める川スモーラー(スモールマウス狙いの方じゃなくてもです!)のお役に立てればと思い、超クリアウォーターのハードベイト戦略について研究報告書をまとめましたので、シェアしていきたいと思います。
クリアウォーターでのハードベイトの出しどころを理解すると、バス釣りの難易度が下がりますのでおすすめです。
それでは、スタートです!!
【記事の内容】
水がクリアだと何故ハードルアーで釣れないか?
クリアウォーターだとなかなかハードルアーでバスを反応させるのって難しいんじゃないかと思います。
実際にYoU太郎もかなり試行錯誤しましたし。
クリアウォーターでハードルアーを使ってバスを釣るためには、なぜクリアウォーターだと難しいのかを知ってないとダメだと思います。
結論から言うと、バスにルアーの存在が見えすぎてしまっているから。
どんなに本物っぽいルアーやカラーを選んでも、偽物は偽物なんです。
よく見える状況で長時間見せてしまうと余裕で偽物だと見切られてしまうので釣れにくくなってしまう。
これが最大の原因だと思っています。
解決策は?
じゃ、解決策は?
見切られにくくすればいいってだけ。
それが一番シンプルで簡単な答え。
見切られにくくするってことは、バスに『偽物かな?本物かな?』って観察される時間を極力作らないこと。
つまり、一瞬しかルアーを見せないように隠しながら誘ってあげればいいんです。
我々メンズは、スカートに隠れたその奥にあるものが大好きですよね?でも、スカートに隠れているから魅力を感じるのであって、モロに見えてたら戸惑ってしまいますよね。
それは、普段見えてはいけないものとして女子が隠しているものがずーっと見えていると『違和感』を覚えるからです。
ルアーも一緒。
違和感を感じられてしまう前に隠してしまえばいいんです。
どうやって隠すかっていうと、物理的に隠す方法と、バスから見た時のことを考えて、視覚的効果で隠す方法があります。
そして、隠そうとしたときに、ルアーのサイズは小さいほうが隠しやすいので、YoU太郎は主にシャッドを使います。
これは、シャッドでなくてはいけないってわけではありません。
スピナーベイトでも、ジャークベイトでも、クランクベイトでも何でもいいんですが、『クリアウォーターの川』に絞って考えると、シャッドが使いやすいと感じているのでYoU太郎が個人的にシャッドをおすすめしますよってことなので、この記事を読んでくださっているあなたの通うフィールドだったら何が使いやすいかイメージしながら読み進めてください。
物理的に騙す方法
物理的に騙す方法とは簡単に言うと、石やウィードなどの障害物になり得るものにルアーを隠します。
例えば、直径20cmくらいの石が点在する1.0m~1.5mくらいのシャローフラットをシャッドで探っていこうとしたときに、1.8mくらい潜るシャッドを選びます。
あまり深く潜りすぎると跳ね上がってしまって違和感MAXだし、隠しにくくなってしまうのでおすすめしません。
キャストしてボトムに到達するまでタダ巻きします。
ボトムに到達したら、ステルスリーリングオペレーションのスタート。
説明しよう!
ステルスリーリングオペレーションとは、ボトムに点在した石などにルアーを隠すようにゆっくりボトムを小突きながら、ルアーが跳ね上がらないよう丁寧にタダ巻きする対地ゲリラ戦略用の超隠密戦術なのだ!
あー
つまり、簡単に言うと、ゆっくりタダ巻きしながらボトム小突いてくださいってことです。
すると、シャッドは勝手にボトムに喰いつきながら小石に見え隠れします。
そんなシャッドをバスが見つけると、小石に隠れた瞬間ルアーを見失ったバスが焦ります。そして、シャッドが表れた次の瞬間『みーつーけーたーーっ』と言わんばかりに突進してきてパクっと食べちゃうってイメージで使ってみてください。
視覚効果で騙す方法
視覚効果で騙す方法とは、バスから見た時をイメージしてシャッドのカラーを使い分けてシャッドが見えにくい状態をつくる方法です。
まずは、写真を見てください。
どこにシャッドがあるかわかりますか?
よく見ないとわかりにくくないですか?
これは一例ですが、ボトムと背中の色を合わせるのがYoU太郎流のカラー選択術です。
上記の写真は水中じゃないからイメージわきにくいかもしれませんが、茶色いボトムにワカサギカラーのシャッドの背中が同化した状態を表したもの。
水中でこれくらい色を合わせる意識をしてカラーを選んであげると、結構ルアーを隠しやすくなるかと思います。
例えば、障害物にぶつかってヒラを打ったりすると、バスからボディの側面が見えていたところでバランスを崩し、背中と背景が同化します。
そして一瞬ストップを入れてシャッドのバランスを取り直すともう一度側面のシルバーが見えます。
結構目立ちますよね...
そういった明滅効果でバスの興味を引く方法を使うと、よりバスへの近道になるかと思ってます。
この効果を当研究所では、ステルスリフレクトオペレーションと呼んでいます。
レベルシャッドが最適解!
今回は、ワタクシYoU太郎がいつも川でスモールマウスバスを狙っているときに使うシャッドのインプレッションを絡めつつ、超クリアウォーターでの運用法を説明していきます。
何といってもタイトなアクションがこのルアーの最大のアピールポイントですね。
遠目には動いているのかどうなのかわからないくらい細かく速い振幅です。
細かいウォブルに低速域で若干ロール混じりのアクションへ変化します。
そして、最大の売りは、高速域で左右にブレるところ。
けっこうハッキリとブレるので、追尾してきたバスに対して徐々にスピードを上げてあげるとそれだけでバイトトリガーになるアクションです。
50mmクラスのシャッドなのに飛行姿勢もが安定していて、空中で失速するような投げにくさもないし、昨今のトレンドである『巻いて使う』シャッドの中でもかなり優秀な部類に入るかと思います。
こんな時におすすめ
当然、こんな記事で紹介するくらいなので、超クリアウォーターで使いたいシャッドです。
これは、普段から水の透明度が高い川だけでなく、冬にクリアアップしてしまった状況でもアクションがタイトなのでとても相性が良いと感じてます。
巻きに特化しているので、トゥイッチして左右に飛ばすとバスが見失ってしまうような寒い時期にはもってこいのシャッドですね!
かなりタイトなアクションですが、デッドスローリトリーブでも子気味よくアクションしますよ♪
さらに止めたときに水平姿勢を保ってくれるので、シャッドの中でも見切られにくい!止めて見せなきゃいけないときに水平姿勢はホント大事!
こんなときはおすすめしない
おすすめできない状況は、トゥイッチしてトリッキーなアクションを入れないといけない状況です。
重心移動システムが搭載されていますが、マグネットで固定されるわけではないので、あまりトリッキーな動きをさせるとメインウエイトが外れて後方に下がり、お尻下がりの姿勢になってしまいます。
そんなウエイトの固定システムに気を使ってあげれば、非常に有能な最新の精密機器のような超高性能なシャッドであることは間違いありません。
着水後、メインウエイトが下がりっぱなしの時もありますので、軽く1トゥイッチ入れて、ウエイトをスイミングポジションに落としてあげるととても使いやすいかと思います。
あと、アピールポイントでも上げたように、アクションがタイトなので濁りはじめでは少し使いにくいかと思います。カラーで目立たせることもできますが、そんな時はもう少し大味なアクションのシャッドを使ってあげる方が効率が上がっていいかと思います。
ほかのシャッドと比較
このシャッドが他のシャッドと比べて珍しいところは、最初からラインアイにスプリットリング+スナップのセッティングなので、そのまま使って大丈夫です。
リング+スナップだとテコの原理でいう視点部分の可動域が若干上がるので、若干レスポンスが良くなり、さらに細かく泳ぎがタイトになります。
スナップだけだと、リング+スナップよりもほんの少し動きが大振りになります。
個人的にこの特徴を活かすには、リング+スナップはスピニングで使って細糸で使うことで細かなアクションを極力スポイルしないように運用してあげること。
スナップだけのときはベイトフィネスタックルで6~8ポンドの少し太糸でもアクションが死なないように運用してあげることです。
やっぱり他のシャッドに比べてアクションがタイトなので、シャッドの中でもかなりクリアウォーターで活躍してくれること間違いなしだと思います。
おすすめカラー
YoU太郎のおすすめカラーを紹介します。
- ワカサギ系カラー
- エビ系カラー
- グリーン系カラー
この3タイプです。
ワカサギ系カラー
やっぱりクリアウォーターの川ってことを考えると、背中の色が茶色っぽいような色のほうがボトムなどに絡めたときに背景に隠しやすいかなと。
当然ワカサギがいるフィールドなら間違いなく強いカラーなんですが、たとえワカサギがいなくても全国のクリアウォーターで強いカラーだと思います。
エビ系カラー
これはとにかく迷彩効果が高いカラーで、超クリアウォーターで晴天そよ風程度のときに使います。
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なかなか見切れれにくい反面バスに気付いてもらえないこともあるので注意が必要です。
グリーン系カラー
バスカラーやライムチャートみたいなカラーはウィードがある場所で非常に馴染んでくれます。ウィードに絡めてほぐして外すような使い方をするときは真っ先に選ぶカラーですね。
少し濁っていればフワッと膨張するライムチャート系の方がいいんですが、透明度が高いと子バスカラーが良く釣れます。共喰いを狙ってる訳ではありません。
まとめ
超クリアウォーターでのシャッドの使い方をまとめます。
- クリアなら見せすぎない。
- 物を使って隠す。
- カラーで隠す。
- 大人しいアクションが吉。
- シャッドの特性を理解する。
こんなところです。
今回紹介した内容は、シャッドを早く巻くとかそういう小手先のテクニックではなく、バスの生態と目や本能からくる感情のような部分を刺激してルアーフィッシングの本質的な部分を理解して釣っています。
ある程度シャッドを扱うことができるなら、次のステップは本質を理解することだと思います。
もっと具体的な内容を知りたければ下記に詳しく解説した研究報告書へのリンクを貼っておきますので、ご一読ください。
本質を理解してハードルアーを扱うことができたら、クリアウォーターでのバス釣りの難易度が圧倒的にさがりますので超おすすめです。
ではではー