【二章】灼熱のタフタイムを乗り切るフィネスローテーション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
前回は新入研究職員の研修釣行のメインパターンとなったノーシンカーリグを紹介しました。
今回は朝一の1番良さそうなタイミングで釣れたパターンを紹介していきたいと思います。
どんなリグだったかと言うと、スモラバです。
しかし、連日のよつに暑い日が続き雨も降らない灼熱の大地なので、朝一だからと言って簡単に口を使うわけではなく、トレーラーの選定とヘッドのウェイト調整が必要で、なかなかにセレクティブな状況です。
人も魚も生活しにくい状況ですが、なんとか口をつかわせることが出来たので、その時の状況とトレーラーの選定理由を報告致します。
【もくじ】
スモラバ
スモールラバージグです。
今回はエグジグを使いました。
ラバーのピリピリ感や、量、入手のしやすさ、ウェイトのラインナップが豊富でカラーもたくさん選べる優秀な数少ないラバージグです。
YoU太郎は普段経済的な理由から自分でジグヘッドにラバーを巻いてスモラバを作成しておりますが、今回はなんとしても新入研究職員のMiZ太郎とHoR太郎に釣ってもらいたかったので、バッチリ新品のエグジグを下ろしました。笑
選定したウェイトは0.9g、1.4g、1.8gでしたが、バイトがあったのは1.4gです。
おそらく、しっかりやりこめば0.9gの方が引き出せたとおもいますが、初心者の2人には1.4gの方が使いやすかったようです。
釣り方
スモラバはとても万能なリグです。
少し流れが強くなると使い方に制限が出てきますが、基本的になんでもこなせてしまう優等生です。
フォールスピードはハリの強いラバーが付いてるから必然的にゆっくりになりますので、深い水深を狙うのはそれなりの技術が必要ですがシャローでは誰でも使いやすいので年間を通して出番が多くなるかと思います。
主な使い方はフワフワ中層を漂わせたり、カバーに入れたり、ボトムを探ったりとなんでも出来ますが、今回はしっかり着底させてボトムをズル引く釣りで魚からの反応を引き出しました。
ボトムのコツコツを感じて、強い引っ掛かりがあったらラインスラッグをゆすってハングオフさせます。
この時、引っかかった物から勢いよく大きく外してしまうとまったく反応がなくなってしまうので、本当にフルフルフルっとラインをゆすって外す感じ。
2人にはまるでラバーだけをピリピリ動かすようにごく僅かなシェイクを心がけてもらいました。
例えば小石に引っ掛けてホロッとはずしてその小石のそばに着底させるような本当に弱いハングオフ。
朝一でもそんな状況でした。
ただ、大きなゴイニーをかけてしまい、ただでさえ狭いストレッチの修行川をスピニングでやりあったので、場所が荒れてしまったのは朝一の大きな誤算てすね。笑
(この時、YoU太郎は大きなサイズはプレッシャーで口を使いにくくなっだと思い、狙いをおチビサイズに絞ることにしましたとさ…)
ウェイトの選定
今回は軽いウェイトにバイトが集中しました。
1.8gだとあからさまにバイトが無かったことから、おそらくフワフワした感じが合っていたと思います。
また、水深が深いところで1.5mというバックウォーターのようなエリアなので、1.8gだと、ボトムとのコンタクト感が強く、思ったようなハングオフが出来ない印象でした。
1.4gくらいのウェイトがちょうどよく、さらに軽いと着底感が薄くてやりにくそうな印象です。
この辺りの調節は流れの速さ、水深、ボトムの沈み物によって変わってくるかと思います。
なので、スモラバは数種類ウェイトを揃えることを強くお勧めします。
水深に合わせて3種類くらいあったら十分です。
トレーラー
トレーラーによってバイトの出方に差異がありました。
使い分けたのはドライブクロー2インチ、3インチ、シュリルピン2インチ、ドンキーブー、アライブシャッドを3人で試しましたが、反応があったのはドライブクロー2インチとドンキーブーでした。
他のトレーラーに使ったワームでは一切反応がなかったのは、抵抗がなさすぎてスモラバのラバーを持ってしても動きすぎてしまうのが原因じゃないかと思ってます。
さらに、ドライブクローもドンキーブーも直リグでも試してみましたが、同じワームでもうまく噛み合わず反応を引き出せませんでした。
ドライブクローもドンキーブーも甲殻類をイミテートしたワームですが、少しタイプが違いますので、少しだけご紹介しします。
ドライブクロー2インチ
ドライブクローは逆足がたくさん付いていたり、大きな爪が水を受けやすく、細くて長い触覚がたくさんあったり、水の抵抗を受けやすく障害物に絡みやすい要素を沢山持ったボクシンググローブ系クローワームです。
これによってハングオフの時に飛びすぎず、障害物に絡みつくような誘いが簡単に出来ます。ドンキーブーに対してかなりピンで誘いやすいと思います。
ちなみに、3インチでは少し大きすぎて嫌われてるような印象を受けました。ピピってバイトはありますがいくら送っても乗らない。爪だけかじられて無くなって戻ってくるという事が起こったので今回のような状況では2インチの方が合ってたわけです!
ドンキーブー
ドンキーブーはドライブクローとは打って変わって順付された足とフラップが水を受け流し、ツルンッとしたスライドアクションが持ち味で、カバーの中に滑り込ませるような釣りでつかいやすいと思います。
ドンキーブーに関してはラバー付きの3.0gライトテキサスで、YoU太郎のロードランナーストラクチャー のロングソリッドティップならではのネチッこいボトムを這わせる釣りで、なんとかスモラバと同じ事を少し大きなリグのボリューム感で試して釣ってみました。
これはST640M-Ftのようなソリッドティップのベイトフィネスロッドだから出来たと思います。
ドライブクロー3インチと同じクラスのサイズ感ですが、そちらでは全く反応がなく、ドンキーブーと3.0gのラバー付きシンカーとソリッドティップのティップ感がギリギリマッチしたようです。しかし、スピニングとライトウエイトのスモラバには追いつかない感じで、今回はスモラバの方が釣りやすかった印象です。
まとめ
今回の釣行での最大魚はスモラバでした。
個人的には朝一のゴイニーが大暴れしなければ最深部の一等地でもう少しまともなサイズを狙えるかと思いましたが、仕方ないですね( *`ω´)
ライトリグって魚を触るだけなら簡単なリグですが、サイズも狙って行こうとすると、チビが元気になり、大人がヘバるこの時期は特に難しいですよね。
簡単にチビが釣れてしまうから一見簡単そうで本当に難しいリグだという事を再認識しましたorz
このフィネスローテーションもあと数回続きますので、もう少しお付き合いください。
ではでほー
【一章】灼熱のタフタイムを乗り切るフィネスローテーション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
引き続き、夏の暑いタフったタイミングでなんとか釣りたいよって人の為に向けた研究報告です。
最初はノーシンカーリグです。
ワームに針を刺すだけの一見シンプルなリグだけど、なかなか奥が深いリグです。
今回の釣行ではメインで使うリグになりましたが、いったい何をどう使ってたかを具体的に紹介していきます。
【もくじ】
ワーム
1番バイトを得られたのはサワムラのバレット3インチでした。
スローシンキングタイプとファストシンキングタイムの2タイプから選べる点もいいですよね!
スローシンキングタイプはシャローを狙っていくときに使いやすく、普段YoU太郎が行く修行川ではこちらのタイプを使うことがほとんどです。
ファストシンキングタイプは水深がある場所で使いやすいと思います。水没してるレイダウンの先端付近を狙うとかならまずはこちらを試すと思います。
正直、センコーでもいいかと思いますが、少し思う所があるのでクリアウォーターではバレットを好んで使ってます!
また、ウィードがあるようなエリアで、ボリューム感で目立たせたい場合はデスアダーの4インチや3インチもいいと思います。
フック
このリグはフックの選定が重要だと思います。
今回はオフセットフックでの使用が効果的でした。
もっと大型のワームでカバーに突っ込ませるような場合は必然的に線径の太いオフセットフックが必要になるかと思いますが、今回の狙いは地形変化に付いているスモールですので、ワームのフォール姿勢とのバランスを見ながらフックを選定していきました。
太軸だと前傾姿勢で早めのつんのめるようなフォールになってしまい、バイトが極端に減りました。
今回フックはノガレス フッキングマスター ライトクラス#1という細軸の比較的ゲイプ幅が狭目の物を使用してました。
スピニングで使うような細軸のフックに、ワイド過ぎないゲイプのフックがバランスよく水平フォールを見せてくれ、バイトが出てくれました。
この時はMiZ太郎がキロフックの#1を使ってましたがバイトは無く、フッキングマスター ライトクラスを使ってたYoU太郎とHoR太郎にバイトが集中し、MiZ太郎もフックを交換したら釣れました( *`ω´)
(写真はHoR太郎)
正直、フックでこんなにバイトの出方が変わるだなんて…
このフックだと左右に揺れるように水平姿勢でフォールしていきます。そして、沈下速度も水に馴染むようにジワーッとしたスピードで沈んでいきます。
自分もビックリしましたが、新入職員の2人はバス釣りの奥の深さに気が遠くなっておりました…笑
シンプルなリグだけにバランスは重要なようですね!
狙い方
狙いはゆるい流れの中にある地形変化。
流れの裏。
そう言ったところがあるフラット地形が狙い目。
そういうところにゴリのようなベイトが見られ、スティックワームをボトムまでゆっくり沈めて静かにダートアクションさせるとやっと反応するような状況でした。
エリアが広くてノーシンカーでは下がりきれないようなら少しリーダーを長くとったライトキャロにしてみたらいいかと思います。
ボトムに擬態出来るようなグリパンカラーで、ラメが入ってると反応しない。そんな状態の川で唯一反応を引き出せるのがバレット3インチのスローシンキングタイプでした。
コツはダートする幅を極力狭くしてバスに追いつけるよう誘ってあげる事。
かつ、小さなロッド操作でも小気味よくダーとしてくれるレスポンスが必要で、ダートした後にプンッとラインが動くようなアタリを目で見て合わせると釣れてきます。
時間帯的には朝一以外で、お昼近くまで釣れ続けました。
リグのキモ
バレットは左右対称のヘッド形状をしており、水を切るようなアクションが特徴的です。
センコーの細い方からフックをセットしても良かったんですが、片側が潰れたらワームを交換しないといけないので今回は経済的ではありません。
そこでバレットを選定したわけです。笑
(片方の頭が裂けても反対から刺しても同じ形状なので二度おいしい。)
今回はワッキー掛けでは反応なく、オフセットセッティングでの釣果が全てでした。
本来はワッキーで使いやすくするための設計なのでしょうが、今回はそう言った理由でバレットを選んでます。
また、フックの選定が重要で、ワイヤーの線形が太いと姿勢やダートアクションが美味しそうではなくなり、明白にバイトがなくなりました。
キモは細軸のナローゲイプ。
これが、リューギのダブルエッジでもアタリはなくなってしまったので、特にノーシンカーにおけるフックの選定は重要なんだと感じられた次第です。
まとめ
今釣行のメインパターンであったノーシンカーパターンの紹介でした。
しかし、一日中このリグで釣れ続けるわけではなく、他のリグをローテーションしながらの1日のなかで満遍なく釣れ続ける事が出来ました。
なかなか興味深い体験だったので、是非熱中症に気をつけながら試して頂ければと思います。
それでは次回の研究報告もよろしくお願い致します。
ではではー
【序章】灼熱のタフタイムを乗り切る3つのフィネスローテーション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
暑いっすね…
夜も気温が落ちず、翌朝も30℃近い外気温からスタートして、お昼過ぎに最高気温に到達してまた夜中に30℃くらいに落ち着くといった日が続いてます。
水温も30℃を超えてくる時期が早くも幕開けしてしまいました。
しかも山間部でなければ夕立も見込めませんね。
そんなバスの敵水温をはるかに上回り、劣悪な環境下でも何とか一本を絞り出せるかと思い、研究所の新入職員を連れて出撃しました。
新入部員はYoU太郎の大学時代の友人である、MiZ太郎とHoR太郎です。
今回は、結果的には3人で20尾くらい。
サイズはお戯れサイズですが、アタリが出るキモとリグさえ間違えなければ何とか魚に触る事が出来るかと思います。
その模様を踏まえて研究報告にまとめましたので、ぜひご参考にしていただければと思います。
【もくじ】
ノーシンカーリグ
まずはノーシンカーリグですね。
この日のメインパターンになりました。
夏に有効な手段として王道です。
フォールスピードと姿勢を細かく調節してあげれば釣果が伸びると思います。
フックのセッティングとワームのカラーが釣果を分けました。
スモラバ
水深があればふわふわ中層を狙えるし、全体的に浅いならボトムを探れる優れものですね。
ヘッド重量を揃えて水深と着底感を調節していくといい思いができました。
ラインでヘッドを引っ張るのではなく、ラバーをピリピリ揺らす程度のアクションをイメージしてあまり動かさないことがキモでした。
基本的には少し淀んだところや流れとの境目を狙っていった使い方で数匹。
タイミング次第では1番サイズが狙えるリグとなりました。(と、言ってもおチビサイズですが…)
ダウンショットリグ
やはり抑えのリグですね。
日中の1番キツイ時間帯はピンに入れ込んでバイトが出るまで一点シェイクでやっと口を使うような状況でした。
この時は2つのワームにバイトが集中したので使い分けていました。
が、1番はリーダーの長さが重要だったと思います。
まとめ
ざっくりとYoU太郎の夏のフィネスローテーションを紹介しました。
次からはもっと細かくリグのセッティングなんかを紹介していこうと思います!
暑いので水分補給だけじゃなく梅干しおにぎりとか食べて塩分補給しつつ、日陰でこまめに休憩をとりながら楽しんでください!
マジ危ないっす!
それでは、次回の研究報告もよろしくお願い致します!
ではではー
【結論】捕食音と微波動で喰わせる究極のトップウォーター
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
3部作になってしまったパルスコッドの紹介ですが、最後はYoU太郎のタックルセッティングやフック、ラインをどうやって組んでいるか?
パルスコッドの周辺機器について紹介していきたいと思います!
【もくじ】
ロッド
ロッド選択の自由度は高いルアーだと思います。
トップウォーターやジャークベイトが得意な方なら、細かいテーブルターンが出来る範囲でならジグロッドでも大丈夫ですし、ロングレングスのクランキングロッドでも構いません。
この時はロードランナーHB760Mというディープクランクやスピナーベイトのスローロールをやる時に使ってるロッドで釣りました。
この時はMC-64Mというノイケのセイテンというロッドです。
これくらいの何でも使えるバーサタイルなロッドが使いやすいですが、ラインスラッグを使って細かいテーブルターンをしっかり行える事が大事な要素です。
ボゴン!!という1ジャーク系の少し長めのストロークで大きな捕食音を演出するアクションは比較的どんなロッドでも出来ます。
なので、17gという重さを背負えて、狙ってるポイントまで楽に届かせる事が出来る事が出来れば、他のルアーとロッドが併用する事が出来るという事です。
限られたタックルのオカッパリや、アルミボードなどで沢山タックルを積めない場合は最高のポッパーです。
専用に一本組むならワイルドサイドのフロッグロッドがベストだと思いました。
WSC-69MHですね!
ロングキャストもでき、しっかりテーブルターンできるティップを持っており、しっかりフッキングできるパワーがあります。
こういうロッドがベストかもしれません。
リール
リールはハイギアが使いやすいです。放置ではラインスラッグを出す釣りなので すぐにフッキング動作へ持ち込めるよう意識したリールだと最高です。
ラインスラッグに気をつけていればローギアでも問題ありません。
ネチネチアクションではしっかりラインスラッグをコントロールでき、放置ではフッキング時にラインスラッグをきっちり回収できるように意識出来れば何でも良いです。
ルアーに重量が程々あるので、ベイトフィネス系のリールでなければ扱いやすいと思います。
ライン
ラインはフロロの10〜16lbを選択します。
ナイロンではラインが沈まないのでボゴン!アクションが難しいです。
ネチネチだけで大丈夫なのが最初からわかってればナイロンで組む方がやりやすいですが、ポッパーを使う時って結構タフな場合が多いからボゴン!からの放置アクションに合わせてタックルを組む事が多いです。
逆に、フロロラインで使えるので クランキングタックルでそのままパルスコッドを使ったり、ジグロッドっで使ってしまったり出来ちゃうのが良いところかと思います。
ボゴン!放置アクションでは、フロロラインを使って、少しラインを沈めてからアクションを開始するのがキモです。
最大の釣れるギミックを発動させるために是非フロロラインで組んで見てください。
フック
標準では#4のフックが付いており、リアはフェザー付きの純正フックになってるようです。
しかし、YoU太郎は前後共リューギのピアストレブル#4に変えてます。リアはフェザードトレブルです。
こちらの方が若干フック自体に重量があるので、ボゴン!アクションがしやすいです。かといってネチネチが難しい訳ではなく、バランスのとれたセッティングだと思ってます。
また、放置がメインになるようなら前後共#3に変えてもいいかと思います。その時は前後共フェザードトレブルにできたら最高です。
刺さりに関しては抜群ですね!
指に気をつけてください…
まとめ
3回にわたってパルスコッドの紹介をしてきました。
他のポッパーではなかなか引き出せない魚が獲れると思ってます。
これからの時期、絶対活躍する事間違い無いのでボックスの中におひとつ忍ばせておき、友達に差をつけてください!!
ではではー
【本論】捕食音と微波動で喰わせる究極のトップウォーター
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
前回に引き続き、パルスコッドの紹介をしていきます。
今回はパルスコッドの使い方編です。
YoU太郎がどうやって使ってるのかを知ってもらう事で、皆さんの釣果に貢献できたらこれ幸いです_(┐「ε:)_
【もくじ】
効果的なアクション
YoU太郎は2つのアクションを使い分けて魚を釣っています。
魚の活性とやる気のバランスを探りながらどちらかのアクションへの反応を探っていき、最終的に魚を浮かせていきます。
ネチネチ系焦らしアクション
比較的魚の活性が高く、やる気があるならばネチネチテーブターンさせて誘っていきます。
さらに活性が高いならペンシルポッパータイプなどへシフトしていきますが、あくまでもやる気がなかったり、活性が低い中でも比較的追えるなって感じたらテーブルターンを多めに入れて目立たせます。
放置
もう1つは放置です。
これはもうべらぼうにヤル気がない時です。
ボゴン!!という強めの1アクションをして、10秒放置みたいな感じで、狙いのピンを探っていきます。
少し長めのストロークでジャークするように強めにボゴン!と誘いを入れます。
この放置という誘いにおいてパルスコッドに勝るポッパーは無いと思ってます。
【序章】でも紹介しましたが、パルスコッドにしかないスプリングウエイトによってステイ中もほんの僅かにボディにが振動して微細な波動を生んでいるからです。
パルスコッドの考え方
パルスコッドを使っていく上での考え方なのですが、YoU太郎がどんなイメージをしながらパルスコッドを操っているか、どんなイメージで誘いを演出しているか?
ここが一番大切ところだと思ってます。
ネチネチ
ネチネチアクション中は水面に追い詰められた小魚をイメージしています。
つまり、小魚が他の魚に追われているのを横取りさせるようなイメージで使っています。
なので、小魚を追えるくらいの活性が無いとこのアクションの効果は薄いです。
が、たまにボイルが起こるような状況ではかなり効果的です。
放置
放置ではネチネチアクションで出ないような魚を狙っていきます。
1アクション目の『ボゴン!!!』という大きな音で、他の魚が水面で何か食べたという演出をします。つまり、大きなバスを演出するという事です。
すると、バスは音の方向に興味を示します。
音の方向を見たバスの目に映ったのは、エサを取り合うライバルが食べ損なった瀕死状態のバイトが水面で痙攣している姿です。自分のナワバリ上で狩りをされて怒って冷静でないところに食べやすいエサがプカプカ浮いているという状況を演出できます。
ほぼ確実に怒って浮いてきます。
体力が無くても、瀕死状態の確実に食べられるベイトを横取りさせるよう競争心を煽ったリアクションの釣りです。
パルスコッドは瀕死の小魚に擬態するのが一番得意なルアーです。
アクション後のスプリングの惰性だけでなく、僅かな波でも微波動を生みますので見た目で見た波紋でアクションの終わりを判断するのではなく、長めに放置するのがキモです。
まとめ
今回はパルスコッドの使い方編でした。
虫系のポッパーでは無いのでPop-Xとしっかり使い分けられ、 放置して波動でバスを浮かせる事ができる唯一無二の存在です。
ラトルインとサイレントもカバーの濃さや水の色あいで使い分けられます。
次回はYoU太郎のパルスコッド様のタックルセッティングやライン、フックなどを紹介していきます。
パルスコッドでの釣果がさらに上がる事を祈って書き上げたいと!!思います!!!
ではではー
【序論】捕食音と微波動で喰わせる究極のトップウォーター
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
トップウォーターゲームが娯楽の世界だと言う説はとうの昔に打ち砕かれてるのは皆さんご周知のとおりです。
トップウォーターがウィニングパターンになった試合も数多くありますし、上手に取り入れる事で沈める系のルアーに反応しない魚も浮かせることができる魔法のルアーです。
沈める事がほぼ出来ないからルアーのアピール力で引っ張りあげるしかない。また、強すぎてビビらせてもいけない。
奥ゆかしいゲームです。
今回はそんなトップウォーターの中でも内部構造が特殊で、他に類を見ないタイプのルアーをご紹介していきたいと思います。
【もくじ】
Dpse パルスコッド
今回ご紹介するのは、パルスコッドというポッパータイプのルアーです。
80mmのボディに17.0gというバス用ポッパーとしては大型なタイプになります。
フックサイズは前後共に#4で、リアフックはデプス純正のフェザーフックが搭載されております。
浮き姿勢とアクション
浮き姿勢は斜め45°くらいのポジションです。
アクションとしては浮き姿勢にある程度角度があるので、器用にテーブルターンするネチネチ系のアクションが得意になります。
唯一無二のウエイトシステム
パルスコッドの最大の特徴はウエイトシステムにあります。
メインウエイトの固定方法が他に類を見ません。
メインウエイトをバネで固定してあります。
これによって、アクション中は勿論、アクションをやめてステイさせている時もバネの惰性によって微妙な波動を生むのです。
この効果は絶大で、当研究員のKaZ太郎の手持ちのポッパーと釣り比べても唖然とするような結果が出ております。
同じポイントをKaZ太郎に別タイプのポッパー先行してもらい、後から私がパルスコッドで流す形で検証してみました。
同じポイントでも、KaZ太郎は1バイトノーフィッシュ。
私は3バイト3フィッシュ。
あまりにも釣れ方が違うので2人とも興奮しました。
自分だけ釣れないとスネたKaZ太郎にはしっかりノーシンカーでフォローの釣りを展開してもらい、バッチリ釣ってもらってます(*´-`)
ちなみに、ワームはレイドジャパンのバックスライト系ワームです。
パルスコッドの出し時
他のポッパー全てに言える事ですが、タフな時に活躍します。
具体的に言うと、梅雨〜夏までの間です。
この時期の魚はスポーニングを終えて回復する為に背の高い障害物に寄り添うようなポジションを取る事が多いです。
流れがあると、そのポジションを取るのに魚も体力を使いますので、こう言うタフな状況では流れが緩やかな場所を選びます。
そういう縦に伸びるタイプのウィードなど、体力が無いバスが付いていそうなカバー周りでネチネチするのが効果的です。
さらに曇っていたりしたら確実にパルスコッドの時間ですね(*´-`)
まとめ
パルスコッドの概要を紹介しました(*´-`)
それでは次回はYoU太郎がどうやって使っているのかと、魔法のフックセッティングを公開していこうかと思います!
トップウォーターが楽しい時期です(*´-`)
難しいと思わず、めちゃくちゃ釣れるので是非使ってみてください!
ではではー
【後編】スピナーベイトで釣れない人が守るべき10の掟
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
さて、長くなってしまいましたスピナーベイトで釣れない人が守るべきルールも後編まできました。
今回はYoU太郎溺愛のスピナーベイトも紹介してます。
風が吹いたらスピナーベイトですが、風が吹かなくてもスピナーベイト巻いてきました。風邪ひいてもスピナーベイト巻いてきました。
そんなワタクシの研究報告を読んで、スピナーベイトのいいところだけ!味わって見てください!
そして、まだ前編を読んでない方にとって【後編】は少し応用編になってますので、【前編】からお読み頂くとより理解が深まるかと思います 。
さらに【中編】をお読み頂くと、より魚に近づけるかなと思います!
【もくじ】
8. ゾーンを絞っていく
釣り場に着いてスピナーベイトを投げ始めた時は何も状況がわからなくても、数十投するうちに魚からの反応が返ってきたり返ってこなかったりで、だんだん状況がつかめてくると思います。
また、風向きが分かってきたり、流れやシェードなどの魚が付きそうな位置がが見えてくるとだんだんとスピナベを巻いて魚を誘いたいゾーンと早く回収して次を投げたいゾーンが分かってきます。
そうやって釣れそうだなと思うゾーンをどんどん小さく絞り込んでいき、効率と確率を上げていきます。
これがルアーで釣る為にとても重要な事です。
スピナベで絞っていき、それでも釣れなければライトリグを入れてみたりもできます。
できればこの記事を読んでスピナベで 釣って頂きたいですが、釣果第一なので笑!何で釣ってもええのです!笑
もし、見えてるレンジを巻いていてバスがじゃれついてきたり、チェイスがあったら最大のヒントです。
そのバスはどんなところから飛び出してきました?
見えないレンジから浮いてきました?
岩陰から飛び出してきました?
どんな岩陰ですか?
流れが当たってますか?
岩陰一つとってもいろんなシチュエーションが考えられますので、それと同じような条件のポイントを巡ってタイミングを変えて入り直したりするのも良いですね!
9. ワイヤーチューン
クランクやシャッドなどリップがついたルアーのトゥルーチューンはされてますか??
基本的にはトゥルーチューンしてまっすぐ泳ぐよう調節してあげることで始めてリップ付きルアーは本来の潜行深度まで到達する事ができたり、設計者の狙ったアクションを演出します。
それと同じ事がスピナーベイトにも言えます。
ん?スピナベにリップなんかねぇーじゃん?
むむ…
たしかに…
確かにスピナーベイトにリップはありませんが、ヘッドの重量とブレードの大きさによるバランスで左右どちらかに倒れて泳いだりします。
チョイ投げして高速で回収して見てください。
ヘッドとブレードが真っ直ぐ一直線上に泳いでくればトゥルーチューンの必要はありませんが、ヘッドに対してブレードが左右どちらかに倒れながら戻ってきたらトゥルーチューンが必要です。
どうやってトゥルーチューンするのかと言うと、アングラーから見てブレードが右に倒れるならアッパーアームを右に倒す。逆に左に倒れるようなら左に倒す。
そうやって少しずつ真っ直ぐ泳ぐまでアッパーアームに癖をつけてあげるだけオッケーです。曲げる方向は傾く方向と同じ方向に曲げるのがミソです。
クランクのアイチューンとは逆と覚えたら忘れないかも!
これをやるとやらないとではかなり釣果に差が出ます。
巻きスピードの許容範囲がかなり変わるからです。
また、スピナーベイトのロアアームとアッパーアームの角度を小さくするとさらに早く巻いても浮き上がりにくくなります。
あまり曲げすぎるとブレードがフックに当たりすぎてしまいますので、ほんの少しの調整しかできませんが、スピード調整という意味ではかなり効果的です。
さらに深い水深を通したい時や浅いレンジでももっと早く巻いていきたい場合はかなり有効です。
逆に広げると浮き上がりやすくなりますのでスピードを抑えられます。やり過ぎると回転しますので程々に調節してみてください。
10. 釣れるスピナーベイトを使う
釣れるスピナーベイトというと語弊がありますね…笑
YoU太郎は買った殆どのスピナーベイトで魚をキャッチしてますので、市販のスピナーベイトで釣れないものはまず無いと思います。
じゃ、結局どれ買ったらええねん?という方に向けて、独断と偏見ですがいつも使ってるスピナーベイトを簡単に紹介します。
クリスタルSシリーズ
言わずと知れたクリスタルSシリーズ。
と、言うか、このシリーズだけでオールオッケーだよ!ってくらいのラインナップがありますから、ここから始めたらいいかと思います。
オリジナルのクリスタルS、ディーパーレンジ、シャローロールと、代表的な3タイプに加えて、スーパースローロールやウィンドレンジ、パワーロールと、現行品でもかなりのタイプがあります。
それだけスピナーベイトに力を入れてるメーカーであり、スピナーベイトを知り尽くした人達が作り上げた名品ばかりなので、まず間違いないシリーズです。
オカッパリからでもボートからでも使いやすいモデルを簡単に紹介していきます。
オリジナル
まずはオリジナルのクリスタルSです。
タンデムウィローで細めのワイヤーでヘッドの振動をしっかり手元に伝えてくれるので非常に使いやすく壊れにくいモデルです。
このメーカーのスピナーベイトVブレードという平たいブレードが装着されてますので、波動も強く、強烈なブラッシングも特徴的です。
色んなメーカーのスピナーベイトと比べると比較的浮き上がりやすくなってますので、浅いレンジを引きやすく、シャローが多い水に色が付いているような水域では基準のスピナーベイトになりやすいかと思います。
また、ブレードの回転レスポンスが極めて良く、巻き始めの本の一瞬で水を噛み、回転を始めるので、狭いカバーでも非常に使いやすく、YoU太郎の中で落ちパク率No.1スピナベになってます…
リアブレードをワンサイズ大きくしたり小さくしたりしてもいいですし、大きなトレーラーを付けてもバランスを崩さない優秀なスピナーベイトです。
トレーラーフックを付けない方がいい事が多かったです。
ディーパーレンジ
ディーパーレンジはダブルウィローの少し深めの水深を静かに下がるような時に使います。
オリジナルよりも浮き上がりがかなり抑えられてるので同じレンジを引く場合は少し巻きスピードを上げないといけません。
また、ヘッド形状もワイヤー形状も独自の設計になってます。こういうところもスピナーベイトに対する熱意が他メーカーとは違うな!と感じてしまいますよね_(┐「ε:)_
ディーパーレンジは振動も控えめなのでクリアな水域のウィードフラットをスローロールしたり、オリジナルとのレンジやスピード調整で使い分けていくといいかと思います。
シャローロール
オリジナルと比べるとヘッド形状は流用してそうですが、ワイヤーは別設計となっていて、スイム姿勢がとても良く、かなり浮き上がりやすいスピナーベイトです。
普段より強い濁りが入った時に、カバーへ寄り添ってしまってる魚に対してタイトにタイトにアプローチできるスピナーベイトです。
魚にとって普段より視界が遮られるような状況で投入するスピナーベイトには、カバーに対するすり抜け性能も魚に気づかせる強烈な波動とフラッシングのインパクトも必要になってきます。
その両方を併せ持ったのがシャローロールです。
正直、他メーカーのスピナーベイトはヘッドとワイヤーは共通で、ブレードだけタンデムウィローだったりダブルウィローだったりという設計ですが、シャローロールやディーパーレンジは専用に作られてますので、完成度が違います。
ハイピッチャー
ノリーズ にはウィンドレンジというコンパクトスピナーベイトがあります。
ただ、それがあまり売ってません…
なのでハイピッチャーを使ってます!
単純にコンパクトなのでバイブレーションも小さめ、フラッシングも小さめ。
でも、基本はスピナーベイトだからルアー自体のアピール力は決して低くない。
コンパクトスピナーベイト全般に言える事だとおもいますが、浮き上がりにくいのでレンジキープがしやすい。
ハイピッチャーはどこでも売っていて、ヘッドの重さも沢山選べる。
使いやすくて壊れにくい。そして、どこでも手に入る。
本当にスピナーベイトで釣れるか疑心暗鬼な方はこれから試して見たらいいと思います。
Dゾーンもとてもオススメなんですが、いかんせんワイヤーが弱くてなかなかオススメしにくい…
OSPのルアーは良く釣れて壊れにくくどこでも買えるという_(┐「ε:)_とても使いやすくて好感が持てます_(┐「ε:)_
後編まとめ
釣れる気がしてきましたか?
そんな気がしてきて釣りに行きたくなって頂けたらこの研究報告書を作成した甲斐があります。
タックルセレクトの記事も後々上げて行きますので、もしご参考にして頂けるなら御一読ください(o^^o)
もし、この記事を読んでスピナーベイトで釣れましたら一報下さい!
ヤル気が!!!!!
出ます!!!!!!!
それでは次回の研究報告もよろしくお願いします!
ではではー