川スモール攻略必須ルアー!スモールマウスとベイトとルアーの関係性。
『川のスモールマウスバスが釣れるルアーって何?』
『川のスモールマはどんなパターンで釣るのが有効か知りたい。』
『川のスモールマウスバスって何食べてるの?』
そんな方に向けてこの記事を書いております。
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より洗練した情報にリライトしました。
コンニチハ。
研究所のYoU太郎です。
私は普段、オカッパリでは川でスモールマウスバスを狙っております。大学生時代、背中を痛めて大好きだったテニスができずに廃人のようになっていた私を父が釣りに誘ってくれたのがキッカケでバス釣りを再開しました。
かれこれ川でスモールマウスバスを狙うようになって10年たちます。
最初はYoU太郎もなかなかスモールマウスバスを釣ることができず、悔しい思いをしました。しかし、釣り場でバスを観察することで、だんだんスモールマウスバスを釣るための『キモ』をつかんでくることができました。
その『キモ』とは、川のスモールマウスバスが何を食べているのか?ということです。
つまり、川のスモールマウスバスの『エサ』となる生物。
そういった食性に訴えかけることで、簡単に釣ることができます。さらに踏み込むと、食性以外のバスの感情のようなものを刺激して口を使わせるパターンもあるんですが、今回は、『何を食べているのか?』=『〇〇パターン』といった形で、YoU太郎ならではの川のスモールマウスバス攻略法をご紹介していきたいと思います!
『〇〇パターン』に必須なルアー及びワームの紹介もしていきますので、最後までお付き合いくださいますよう宜しくお願い申し上げます。
それでは、スタートです!
<もくじ>
川のスモールマウスバスの食生活
川に住むスモールマウスバスの食生活ってどうなっているか知ってますか?
まずは狙ってるスモールマウスバスが普段何を食べているのかを知る事で、使っていくルアーやワームの選定ができるようになると思います。
ちなみに、これはYoU太郎が普段練習してるスモールマウスリバーの話です。参考までに書いていきますが、何を食べてるかは自身が通う川に生息している生物によって違います。
それが、それぞれフィールドによって少しずつクセのようなものになっていきます。
しかしおおよそどこの川でも似てる部分もあるかと思いますので、自分の通う川と重ね合わせながら読み進めてください^ ^
1-1 甲殻類パターン
まずは甲殻類から。
スモールマウスバスは甲殻類が大好きです。
動きが遅いので食べやすく量も豊富にいます。
主にスジエビのような小型の透き通ったかわいいエビや、ザリガニ、サワガニ、テナガエビみたいなやつです。
上流域でも下流域でもたくさん生息していますので、どこの水域でも比較的共通のエサかと認識してます。
主に夜行性で、日中は石の裏とかウィードとかに潜り込んでいます。
ちなみに、YoU太郎が大好きなザリガニパターンは夏ちょい前から始まります。ザリガニって赤黒い色をしてるかと思いますので、やはりグリパンに赤緑系のラメが入ってるクローワームやホッグワームのテキサスとか…ヨダレでちゃいますねぇうふふふふ
クリアな水質であればあるほど、カラーを気にしてみてください。意外と効果が高いと実感してます。
コツはボトムのカラーなど、周囲のカラーに似せること。もしくはベイト自体に似せること。YoU太郎的には前者の方が効果があると思ってます。
1-2 小魚パターン
小魚系のベイトも川に生息するスモールマウスバスの主なエサです。
ただ、小魚は逃げ足も速いのでスモールマウスバスからしても食べにくいエサです。意外と小さいスモールマウスバスが食べてる印象です。
しかし、デカいスモールマウスバスが小魚を食べないのかというと決してそういうことはなく、確実に捕らえることができる条件が整ったときに捕食してる印象です。
例えば増水して濁った時とか、水温低下して小さい魚の活性が下がって動きが鈍くなった時とか。大きなバスは動けるけど、小さなベイトは動けなくなるような好条件が揃った時にこういったベイトを意識してみると簡単に釣れます。
一概に言えないんですが、活発に小魚を追い回してるスモールマウスバスもいます。それは小魚の数が異常に多いとか、そういった好条件の時です。
小魚も地形の変化に沿って回遊したり、物影に隠れたりします。そういった場所を偏光グラス越しによく観察して、たくさん小魚が群れてるなら狙っていきましょう。
人間のように甲殻類も小魚もバランスよく食べることがバスの成長に繋がるので、捕まえにくいからといって無視できないベイトです。
具体的にスモールマウスバスが食べる小魚は、川によってまちまちですが、ウグイ、オイカワ、アユ、ワカサギのような遊泳力のあるものから、ヨシノボリ、ハゼみたいなボトムに潜んでるものまで幅広いです。
食べているエサを想像しながらルアーのスピードを調節して誘ってみましょう。
1-3 昆虫パターン
スモールマウスバスは虫を食べます。ラージマウスバスも食べます。意外なほど肉食魚の餌になってるのが虫です。
虫といっても、夏に水面に落ちてくるセミやバッタみないな陸上の虫も好物ですし、ヤゴや川虫みたいな水生昆虫も好きです。
虫ってどこにいるでしょうか?草むらですね。そういった草が生い茂ってる場所の近くに鳥がたくさんいたら昆虫もたくさんいるかもしれません。
また、水生昆虫のハッチも小魚やバスの食性を刺激します。
カゲロウのハッチに反応した小魚を食べようとスモールマウスバスが狙ってますし、ハッチしようとしてるカゲロウの幼虫自体も食べてます。
水面がざわついている場所はアグレッシブな魚たちも集まってきます。水面観察は怠らないようにしましょう。
スモールの食生活に合わせたルアー
スモールマウスバスの釣りってどんな印象?ってスモールマウスバスを釣ったことない人に聞いてみたところ、2インチくらいのワームに髪の毛みたいなラインでディープを釣る。それも、めちゃくちゃ繊細なスピニングロッドが必須。みたいな答えが返ってきたことがありました。
そういう釣りがあるのは知ってます。でも、あれって深いところにいるワカサギを食べてるスモールマウスバスを狙ってるから、かなり特殊なタックルと釣り方なだけであって、そもそも10mも15mもディープが存在しない川なら逆にそういったパターンは成立しません。
状況によってはハードルアーの方が効率よく釣っていくことだってできるし、ワームに釣り勝つ要素はたくさんあります。
ワームは川のスモールマウスバスは非常に高反応を示します。ですが、トップウォーターやスピナーベイトもまた川では有効です。要は食べてるベイトに似せた演出ができるか?というところ。
それではどんな状況で、どんなベイトが絡んだ時に、どのハードベイトが有効なのかを、具体的なルアーのインプレッションとともにご紹介していきます。
また、クランクやジャークベイトも条件が合えばめちゃくちゃ釣れるんですが、YoU太郎の行く川では水深が浅く使いにくいので紹介は別の記事にしようかと思います。
2-1 トップウォーター
トップウォーターって水面に浮いていて、なかなか見切られにくいタイプのルアーです。
水の透明度が高ければそれほど濁ってなくてもよく釣れる有能なルアーです。
トップウォーターって釣れたら楽しい道楽ルアーでしょ?っておもってたらめちゃくちゃもったいないですね。
それではどんな場所で使うのが有効かみていきましょう。
2-1-1 ペンシルベイト
例えば川がカーブしてる場所とかで、深い側から浅いサンドバーのフラットにスモールマウスバスが小魚を追いかけてるときに有効です。
ペンシルベイトは水面を滑るタイプのルアーなので、水深があるとバスから発見してもらいにくいのと、足が速いのでもしかしたら諦めてしまう場合も多い和じゃないかと思います。
ツーっ…ツーっ…ツーっ…という感じで、早すぎないドッグウォークから連続ジャークでパニックアクションまでいろんなバリエーションを試しながら釣れるスピードを見つけていく感じで使います。
ローライトな状況に強く、あまり水面がざわついてしまうと目立たないので存在感をかき消されてしまいます。
YoU太郎かよく使うのはメガバスのジャイアントドッグXです。
オイカワを食べてるスモールマウスバスに対してサイズ感、スライド幅がちょうどよく、晴天無風でバスに喰わせることができる数少ないペンシルベイトの1つです。
昔からある完成度の高いモデルで、たくさんラインナップしてる美しいカラーも、クリアウォーターのスモールマウスバス攻略にアドバンテージを感じます。
2-1-2 ポッパー
YoU太郎的にポッパーはスモールマウスバスを釣るのにかなり適してるトップウォーターだと思ってます。
スモールマウスバスって、地形や水深の変化を好み、群れて闘争心たっぷり、そこそこ遊泳力があるので深い場所から一気に水面まで食い上げにこれる魚です。
ポッパーは水面で大きな捕食音を出し、移動距離が少なく、水面で見切られにくい存在感があります。
つまり、深い水深のスモールマウスバスに対して、捕食音で気付かせ、闘争心を煽り、移動距離が少ないので深い水深からバスが喰い上げてくる時間を与え、喰うか見切るかギリギリのところで『喰う』と判断させる小ぶりでナチュラルな存在感。
例えばインレットの水のヨレている場所。岩盤に川の流れがぶつかって掘れて深くなった場所など、小魚が集まるような場所の流れの境目に投入します。
投入したら『ボゴンッ』と大きな捕食音を出してあげ、放置。
何を演出しているかというと、スモールマウスバスが小魚を水面に追いやって捕食したシーンを演出します。そうすると近くにいるスモールマウスバスの闘争心に火が付きます。
そんな闘争心剥き出しになったスモールマウスバスが音の方向を見上げるとそこにはさっき別のスモールマウスバスが食べ損なって水面で瀕死状態の小魚がプカプカ食べやすそうに浮いてます。
そしたらどうでしょう?
食べちゃいますね。笑
どんなポッパーがいいかというと、デプスのパルスコッドのようなら大型のポッパー。『ボゴンッ』という捕食音がしっかり出せるポッパーじゃないと効果が薄いです。
食性以外を刺激して、結果的に食べたい気持ちにさせて喰わせるテクニックです。
2-2 スピナーベイト
増水によって濁りが発生したときに非常に有効なルアーです。
濁った中でブレードかキラキラしてるととてもナチュラルに見えます。
風が吹いたらスピナーベイトですが、濁りが入ったら絶対スピナーベイト。笑
確実にデカいスモールマウスバスを引っ張り出す必須のルアーです。
2-2-1 フルサイズスピナーベイト
あらかじめボトムに何か障害物が沈んでる場所を把握しておき、増水で流れが強くなって濁ったタイミングでスモールマウスバスが避難したところを狙います。
スピナーベイトなので流木みたいなのが沈んでても引っかかりにくいのでしっかり沈んでる障害物へヒットさせてヒラを打たせましょう。
バスからしたら、音もなくスピナーベイトが忍び寄って、気づいたら目の前でキラキラっとヒラを打つわけですから濁ったタイミングで場所も絞れてる上に騙しやすい状況が整ってますので、テキサスを丁寧に落とすよりよっぽどバイトを引き出せます。
おすすめはアピール力の高いスピナーベイト。
YoU太郎が気に入って使ってるのはO.S.PのハイピッチャーMAX。ゆっくり巻いても流れに負けず手元にブルブルを明確に伝えてくれて使いやすい万能なスピナーベイトです。おすすめはダブルウィロー。
重さはオカッパリなら3/8ozと1/2ozがあったら便利で、流れの強さや通す深さによって使い分けます。
2-2-2 コンパクトスピナーベイト
あと、インレットで落ちてくるエサを食べようとしてるバスにはとても有効。そんなバスを狙うのなら少しアピール力を落としたコンパクトなスピナーベイトがおすすめ。
YoU太郎はO.SPのハイピッチャーを使います。こういったインレットに突っ込むような使い方では軽いスピナーベイトの方が使いやすいです。
1/4ozや3/8ozくらいの軽めのハイピッチャーで、タンデムウィローが上流から下流へ引いてくる状況でも使いやすくおススメです。
インレットに投げ込んで、そのままスタディーリトリーブ。見切られるようなら早巻き。いろいろ試してみてください。
ワーム
クリアリバーのスモールマウスバスはワームが大好きです。
年間を通して釣れる数はやはりワームだと思います。
川ではジグ+ホッグワーム、虫・シュリンプワーム、ストレートワーム、スティックワーム、ピンテールワームなどたくさんの種類を使い分けます。
それらを使う上でのコツも含めてご紹介していきます。
3-1 投入場所
ワームを使う上で押さえておきたいポイントは、流れの変化や沈んでいる障害物など、何か明確なターゲットに対して正確に近くを通していくということ。
それができないとワームのアピール力ではスモールマウスバスに発見してもらえないことも多く、不自然であることもあり、なかなか口を使ってもらえません。
そういうところを狙うために引っかかりにくいオフセットフックでセッティングするなどの工夫も必要です。
具体的にどんな場所を狙えばいいのか?狙う場所をどうやってみつけるのか?そんな疑問への解答を記事にしましたので、是非ご一読ください(´∀`)
丁寧にバスの目の前を通すようなイメージが大切です。
3-2 状況と選ぶべきリグ
いつでもどこでもスモラバとか、ダウンショットとかではなかなか釣果に結びつかないときもあれば、小さいの数匹釣って終了みたいな1日になってしまいます。
デカイのをそこそこ釣るためには適材適所でりぐを選んであげる必要があります。
3-2-1 急流・急深
流れが強い場所では、フットボールジグ。
流れが早ければ水深が浅くてもよく釣れます。
なぜかというと流されずに耐えるから。
急流のなかでリグがゴリゴリ流されては不自然です。不自然だと見切られます。そういった状況でかなり有効なのはO.S.Pの03ハンツ+ノリーズのエスケープツイン。
流されやすいリグですが、フットボール形状なことと、うまく水を受け流すエスケープツインの相性がよく、うまく止まってくれます。
また、急に深くなってる場所をダウンヒルで落としていく場合は1/2ozくらいの重めのフットボールが有効です。
3-2-2 虫・エビワーム
シュリンプ系のワームはスモールマウスバスを簡単に釣るために必須になってくるワームです。
具体的には、O.S.Pのドライブシュリンプやゲーリーのシュリンプ。
川の規模にもよるんですが、2.5~3インチくらいの小さなものが騙しやすくよく釣れます。
カラーは薄いグリパン系や〇〇エビみたいな薄いスケスケのカラーがおすすめです。
また、同じワームでも、虫のようなイメージで使うなら、ジュンバグやブラックなど、濃いカラーの方が虫に化けます。
どちらも、ライトキャロやノーシンカーで上流に投げ、ドリフトしてくるようにゆっくり漂わせて使うとGooDです。
3-2-3 ストレートワーム
ネコリグ、ジグヘッドワッキー、ノーシンカーワッキーで使います。
初夏くらいまでよく使います。
ヨシノボリやハゼみたいなのがボトムを這っていたり、ボトムに依存しているような状況ならネコリグ。
フォールやボトムより若干浮かすようならワッキーリグで、水深によってノーシンカーとジグヘッドワッキーを使い分けます。
ワッキーでネコでも使いやすいのはノイケのスマイルワームマミーです。やわらかくもちもちした素材でノーシンカーワッキーでフォールでお尻をクネクネスイングしながらフォールします。オールマイティに使いやすいのでおすすめです。
細いボディで口の中に入りやすく、バスからしても食べやすい理にかなったワームです。
3-2-4 スティックワーム
主にノーシンカーで使います。
ワッキーやネコリグを使っていて、小魚を追ってると感じたらこちらにスイッチします。
基本的にはオフセットフックでのノーシンカー。
ツーンってダートアクションをして小魚が逃げるようなアクションでバスの競争心を煽ります。
真夏直前までと、お盆過ぎくらいによく釣れる印象があります。
YoU太郎が好んで使っているのはゲーリーのセンコーやSAWAMURAのバレットの3インチ。ベイトのサイズに合わせて4インチでもいいかと思います。
絶対フックはナロー気味の細軸をおすすめします。フォールスピードが遅くなり、水に馴染んだナチュラルな存在感を醸し出してくれます。
3-2-5 ピンテールワーム
真夏などの全く口を使わない厳しい時間帯の切り札で、主にダウンショットで使います。
一点シェイクでなんとか口を使わせるように使うので、水平姿勢を維持できるハンドポワードタイプのワームであることが必須条件かもしれません。
YoU太郎はジャッカルのクロステールシャッド2.5インチを好んで使います。止めておいても水平を維持しやすいので、これが一番使いやすいですね!
同じことをゲーリーのレッグワームみたいな動かす系のダウンショットワームでやってしまうと全く釣れません。
あとは、デプスのデスアダーのようなワームをジグヘッドでスイミングさせたりもします。
秋口によく釣れました。
4インチくらいならオフセットフックでスティックワームのようにノーシンカーでも使いやすいのでいろいろ使いまわせます。
素材が丈夫なのもうれしいです。
まとめ
スモールマウスバスはよくルアーを観察していると感じます。
フックの色でも掛かり方が変わると感じていますし、少しでも不自然だとギリギリのところで見切られます。
簡単に釣る方法は『食性に訴えかけること』です。
どんなエサを食べているのか?
よく観察したり、付き場から予想したりして、どんなルアーをどうやってアプローチしたら簡単に騙せるだろう?
そんなことを考えながら狙ってみると意外と簡単に釣れたりします。
シビアなんですけど、素直に反応してくれる可愛い魚です。
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ではではー