【中編】スピナーベイトで釣れない人が守るべき10の掟
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
スピナーベイトで釣るための掟後編です。
前編は読んで頂けましたか?
まだの方は是非ご一読頂きますようお願い申し上げます。
中編ではスピナーベイトをどうやって巻いて行くかを説明していきます。
基本的な事ですが、最後までごゆるりとお楽しみいただければ幸いです。
よろしくお願いします!
【もくじ】
5. 何かにぶつける
願わくば何かにぶつける事を心がけてみて下さい。
スピナーベイトは引っかかりにくいです。
ウィードだったらほぼ抜けてきます。
弱点はリップラップやロックエリアなど、ボトムがボコボコして隙間があるところでのバックラッシュくらいでしょうか?笑
着底して放っておくと隙間に挟まります…笑
さすがにオカッパリから岩の隙間なんかに挟まったら回収は難しいと思いますが、基本的にはかなり障害物に対して強いタイプのルアーです。
そして、一定のリズムでブレードが回転してる状態から何かにぶつける事で、ブレードの回転が一瞬止まります。その時のブラッシングや、止まった状態から回り出す時のブラッシングで魚に発見させて口を使わせるというイメージで使ってみてください。
葦一本だっていいし、ヒョロッと伸びたウィード一本だっていいです。水面に浮いちゃってるゴミとかでもいいです!
スピナーベイトを発見したバスが結構遠くからピューーーーッと寄ってきてパクッとか結構目撃します。
また、何もない護岸とかなら護岸に並行に投げて、魚が付いていそうなゾーンを長く引く事を意識してみるのもいいですね!
ブレイクラインが分かっているなら、ブレイクライン上で1ジャーク入れてこちらから意図的にスピナーベイトのバランスを崩させて何かにぶつけた時と同じような状況を作ることもできます。また、護岸の並行引きのようなイメージでブレイクラインに対して斜めにキャストし、魚のいそうなゾーンを長く引くように意識するのもいいです。
いろんな障害物に投げ込む事で、どういう状態にある障害物で釣れるのかが分かってきます。
何もいないと思っててもほんの少しの陰に潜んでいる場合もあります。そんな時、ライトリグを入れて食べなくてもスピナーベイトが魚の目線上を通過したら飛び出でくる可能性もあります。
ただ単に『葦』としてしか見ずに、流れが当たってる葦なのか?ブレイクラインが寄ってる葦なのか?濁りが強い時の葦なのか?
よく観察してみてください。
6. スレる事を忘れない
スピナーベイトはかなり目立ちます。
なので、残念ながら魚が一度発見してしまったらスレる可能性がとても高いルアーです。
さらに言うと、一度スピナベを追いかけてしまったバスはしばらく休ませるなどしないとなかなか反応してくれなくなります。多分この獲物は自分には無理だわとビビってしまうのではないかと思ってます。
なので、一つのカバーに対して何投も何投もするのは非常に非効率的です。
例えば一つ岩が沈んでるとします。大きさは50〜100cm程度の小規模な岩で、こんな場合はスピナーベイトを通せるのは多くて2投程度です。
岩に向かって左側と右側側面を通して釣れなければ終了。
透明度によったら1発勝負。
そんなもんです。
上の写真は今年研究所に入所したKaZ太郎くん。YoU太郎の一撃理論を忠実に守り人生初のスピナベフィッシュを手にしていました。
なかなか忘れられない魚になったようです!
ライトリグなら釣れるまで粘ることも出来ますが、スピナーベイトはそう言う類のルアーではないのです。
(ちなみに、ドチャ濁ってたら何投も入れてみていいと思いますよ!)
スピナーベイトは目立ちます。それを最大限に活かしたい釣りを展開する事で釣果につながるのです。つまり、広いエリアをテンポよく釣っていくタイプです。
でも、こういう表現は雑誌でよく見ますけど、決してテキトーに投げて巻いてを繰り返してもなかなか魚には出会えません。
水質にもよりますが、一投で巻いてきたラインの両サイド5mずつの魚はスピナーベイトに気付いていると考えてもいいと思います。気付いても食べに来なかったと一旦見切って、ストレッチを流し終わったらもう一度フォローをいれてみましょう。そこで答えが返ってくるかもしれません。
どういうところにフォローを入れたらいいの?なんて思いますよね?スピナーベイトを巻きながらキョロキョロ観察したり、手元で感じたボトムの変化や沈み物を覚えておき、後から入り直したらいいかと思います。そういうフォローを入れられる事ができる場所を探すのもスピナーベイトの得意な仕事のうちの一つです。
必然的にワームの釣りよりはテンポが上がりますので、釣り人側はより丁寧に狙って丁寧に巻く事を忘れないでください。
もし、親指を離した瞬間にミスキャストだと判断できたらすぐにスプールを抑えてスピナーベイトを手前に落としましょう。微妙な位置に落ちてしまってバスにルアーを合わせてしまったらそのバスは次のキャストで口を使う可能性はぐっと下がります。
ミスキャストは厳禁です。ロッドもしっかり厳選しましょう。
シビアな状況になればなるほど一発勝負だと思ってキャストしていった方が良いと思います。
7. スピードを変える
見えるレンジを引くと前編では書きましたが、 それでけでは釣れない日も必ずあります。
本当はレンジを下げるのも非常に有効なのですが、それだとどんどんスピナベが難しい方へ行ってしまいます。
ですので、見えるレンジをスピードを変えて巻いて見ましょう。これはかなり効果的です。
しかしですよ?スピードをあげればスピナベはどんどん浮き上がろうとしますし、スピードを下げればどんどん沈んでいってしまいます。クランクベイトとは違い一定層を巻くのが難しいルアーで、しかも見えるレンジをキープしながらどうやってスピードを変えるのか?
ここで手持ちのスピナベをローテーションするのです。
前編でカラーをたくさん揃えたり、いろんなメーカーのスピナベを買い漁るよりもヘッド重量を揃えた方が良いと書きました。
それほレンジとスピードをコントロールするためです。
オカッパリからなら3/8ozを基準して、見えるレンジをもっと遅いスピードを試すときは1/4ozを、速いスピードを試す場合は1/2ozにローテーションしてみてください。
タンデムウィローはダブルウィローよりもゆっくり巻いても浅いレンジを引いてこれます。
が、これらを使い分けるのはなかなか難しいと思います。できればタンデムウィローで揃えて自分の基準を作ってからダブルウィローをラインナップに加えていく方がとっかかりやすいと思います。(いつも行くフィールドが比較的クリアならダブルウィローで揃えるのもアリです!)
どんな時にスピードを下げるのかというと、普段より濁ってる時です。逆に澄んでいれば見切られにくくするためにスピードを上げたりします。
が、そのタイミング毎に正解はかわりますのでいろいろ試すのが1番近道だと感じてます。どこもかしこも見えるくらいクリアでも1/4ozのスピナーベイトをトロトロ巻いて釣れることもあります。 その日にそのタイミングで有効なスピードを見つけるのです。
意外なほどにこのスピードコントロールによって魚からの反応が得られたらりする事があります。
YoU太郎の経験的には、流れが当たる岩盤に対して3/8ozのスピナベを2投レンジを少し変えて通した後に、ダメ元で1/4ozにローテーションし、ロッドを立てて1投目と同じくらいのレンジを非常に遅いスピードで引いてきたら岩盤の切れ目からバスが飛び出してきた事がありました。
その日は秋っぽく水温が低下中の活性が下がるようなタイミングで、スピードを下げた事でやっとバスがスピナベに追いつけるようになり飛び出てきたと考えられます。
いろんなスピードを使い分ける事が出来れば、幅広い状況に対応できるのもスピナベの強みの一つです!
まとめ
長くなりますね…
すみません。
もっと文章力がおれば良いのでしょうが…
さて、後編ではさらに突っ込んだ内容にしていきますので、ぜひ御一読ください!
それでは、次回の研究報告もよろしくお願いします!
ではではー