厳寒期必須のメタルバイブ。冬のレベルバイブブーストのインプレッション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
【もくじ】
レベルバイブ ブーストとは
ブーストならではのいいところ
巻きへの対応力
まず最初に言えるのが巻きへの対応力です。
通常のメタルバイブではボディにラインアイのような穴が複数個空いており、スナップでラインと接続します。1番ヘッド側が巻き用の穴で、そこから後方へ行くに従ってリフトした時の跳ね上げがよくなり、フォールでスライドしたりと、リフト&フォールへ特化していきます。
ちなみに、クランクはラインアイがリップから近ければ近いほどアクションが大きくなります。メタルバイブも同じで、ラインアイがボディに空けられてるため、巻いたときにアクションが大きくなりすぎて早く巻けば巻くほどバラバラバラバラって大暴れしてしまいます。
濁りが強ければそういう方が良い事もあるかもしれませんが、YoU太郎の通うフィールドでは完全に強すぎてしまい、なかなか使い切れませんでした。
逆に、バイブレーションプラグだとラインアイがボディから飛び出てる物が多いです。このメタルバイブのようなサイズ感のバイブレーションではゆっくり巻いた時のアクションが非常に微妙で、早巻きでしか使えません。
厳寒期であれば早巻きも良いですが、確実にゆっくり狙ったラインをトレースしたいですよね?
YoU太郎はバイブレーションが好きではありませんが、メタルバイブくらいの大きさで、低速でもしっかり水噛みが良く、早巻きにも対応したバイブレーションがあればめちゃくちゃ釣れるだろうなと思ってました。
その辺をきっちり可能にしたのがレベルバイブ ブーストだという事です。
カラーバリエーション
メタルバイブはピカピカした金属感満載のカラーか、ベタ塗りのカラーしかないですよね。もしくはマッドカラーの物がラインナップに加わってれば『おおおぉっ』となってしまいます。
しかし、レベルバイブ ブーストはプラスチック製なので、普通のバイブレーションのようにクリアカラーなんかもラインナップされてます。
クリアウォーターでも、このメタルバイブのようなサイズ感でクリアからであればいくらでも騙せる気がしてきませんか?
メタルバイブのような小さなシルエットにクリアカラーがラインナップされており、低速から超光速まで対応したバイブレーションは他にありません。
これはサーキットボードを使用したメタルバイブ系のルアーとも少し違うレベルバイブ ブーストならではの特徴です。
ナチュラルなフォール
そしてとてもYoU太郎が気に入ってるのがナチュラルなフォールスピードです。
やはりプラスチック製なので金属のメタルバイブと比べると少しゆっくりしたフォールスピードになります。
この辺は手持ちのメタルバイブとの使い分けになるかと思います。スットーン!と落ちるのがいい日もありまずか、フラーッと落ちるのがいい日もありまず。
でも、ブースト持ってなければフラーッとしたのがいい日に当てることは出来ないです。
オカッパリでかつ、足下リフト&フォールをする場合、5gもしくは7gの小さいがより細かく丁寧に攻め続けられるかと思います。
5gは少しゆっくり誘いたいとき。
7gはスピーディにテンポよく打っていきたいとき。
そんな感じに使い分けてください。
ちなみに、YoU太郎は細いPEを組んだスピニングタックルで扱うことが多いです。これならふとしたフラットエリアでの遠投も可能にしてくれます。
もしくはベイトフィネスタックルでも気持ちよく扱えますね。
高次元のリフトレスポンス
巻きやフォールばかりに注目が集まりがちですが、もちろんリフト&フォールもできます。
おそらくアイの位置はかなり狙いがあってこの位置に設定されてるのかと思います、
これより前にあるとリフトの浮き上がりが微妙になり、後ろだとリトリーブ時の姿勢が微妙なんでしょう。
高次元で相反する要素を両立してます。これはかなり吟味されたんではないかと予想されますね!
遠投して巻きで使ったり、リフト&フォールを混ぜたりするなら9gが使いやすいかと思います。
ベイトタックルでのキャスティングもこれくらいウエイトがあれば可能ですし、ピッチングで打っていくのも気持ちよくこなせるウエイト。
ベイトフィネスタックルでも扱えますし、とても扱いやすいところですね。
低重心で根掛からない
重心がボディの下側に集められており、プラスチックボディの形状も相まってボトム着底で必ず立つとまではいかないまでも、倒れ込みまでの一瞬のタイムラグがある事から、不思議と根掛かりしません。
ダブルフックに変える必要性はあまり感じてませんが、皆さんの行かれるフィールドで、とにかく根掛かりが凄いんだよ!ってフィールドでなければ、箱から開けた状態でで使うのがベストバランスですね。
素早いリフト&フォールや、バイトタックルでの遠投攻めにはこれくらいウエイトがあるととても有効です。
いいところばかりですけど…
ここまでいいところばかり紹介してるので、夢のようなルアーだと思われてしまいますが、やはり弱点もあります。
YoU太郎が感じた、レベルバイブブーストではやりきれない状況を見ていきましょう。
クリアウォーター&ハイライトでは…
やはりハードルアーなので難しいですよね。
ハイシーズンのこんな状況では少し難しいのは仕方ないです。
しかし、魚の近くを超高速で通せる制度があるなら話は別です。
これだけ小さな物体がハイピッチで細かく振動しながら目の前をいきなり通過したら確実にパクっとおてつきします。
それだけの精度が出せればかなり使えるルアーです。
衝撃に…
正直、無理やりブーストの欠点をあげてるんですが、あまり見当たらないんですわね。
プラスチック製なので岩盤に思いっきり衝突すると割れます。
YoU太郎はまだないですが、そんな写真がネットでアップされてました。
割ろうと思ってやっただろってくらいの割れ方でしけどね…笑
タックルバランス
レベルバイブ ブーストって、プラスチックのソリッド系薄型ボディで、小型でハイピッチです。正直、アクションはかな弱めの部類に入りますし、かなり繊細なルアーです。
なので、推奨されてるロッドより2ランク強くするとかなり性能がスポイルされてしまいます。どんなルアーでも同じ事が言えるんですけどね。
別の機会にタックルバランスのネタも書こうかと思いますのでご参考にしていただけたら嬉しいです。
また、リアクション系ルアーなだけに掛を良くするため、フックは細軸の物が最初から搭載されてます。ですのでジグロッドに太いフロロラインなんかで使うとフックは曲がってしまいます。使う側の最低限やらなければならない事だとおもってますが、付けてるフックの線径やアクションの強さによってロッドは適したものを選んであげてください。
また、リールはハイギアをオススメします。
まとめ
かなり優秀なバイブレーションが登場したと感じてます。
様々なスピードレンジで巻けて、無難にリフト&フォールできたらオールシーズン使えるのは当然ですよね。
フィールドによってはブーストをメインに揃えて、これに出来ない事は別の特化型をちょこちょこっと揃えておくだけでかなり幅広い状況に対応出来るかと思います。
めちゃくちゃ可能性を秘めたメタルバイブなので、バイブレーションが嫌いな方にオススメ出来るルアーの一つです。
ぜひ、一度お試しください!
ではではー