【ROAD RUNNER STRUCTURE ST640M-Ft 】ノリーズのベイトフィネスロッドはロードランナーと言えるだけの懐の深さがあるのか?
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
ベイトフィネスって何なの?
あれは確か2010年頃、Basserという雑誌の表紙を飾って一世を風靡したカテゴリーです。
当時、ベイトフィネスは何なのか?
そんな議論がネット上で繰り広げられておりました。
YoU太郎は思いました。
人それぞれ何でもいいじゃん笑 と…
ゆとり世代だという事がバレましたね((((;゚Д゚)))))))笑
そんなゆとり研究所から今回も熱い研究報告をしたいと思います!
今回は、以前インプレッションしたノリーズのベイトフィネスロッドST640M-Ftでどんなリグが使えるのか?
適合ウエイトは?
そもそもノリーズのロードランナーでベイトフィネス?と疑ってる方もまだまだいらっしゃるかもしれません。
ロードランナーストラクチャーシリーズがワームの釣りにどれ程特化されているのか?
ワームへの懐の深さが如何程か?
そんな研究報告を、YoU太郎のインプレッションと共にお届けしたいと思います!
【もくじ】
いったいどんなリグに使えるの?
さっそく、YoU太郎がどんなリグにこのロッドを使っているのか?その説明と、使用感をお伝えしていきます。
(1), スモールラバージグ
まずはベイトフィネスで使うリグの代表ですね。笑
ボトムのズル引きでは1.8g前後をメインに使います。2.7gまでですね。ほとんど1.8gです。
これだけ軽いスモラバでもロングソリッドティップがリグの自重で曲がり、軽快にピッチングできるし、キャスティングもこなします。
スモラバのボトムでのアクションて、何かに引っ掛けてピョンと外すとかクイックな操作の繰り返しで、外す時に引っ掛けている障害物からあまり離さず跳ねさせたいですよね?
これよりスモラバが重たいと、操作感がダルくなりやりにくくなりスタックが増えます。スタックしたリグをハングオフさせる感触もこの程度のウエイトがやりやすいです。
ボトムでの使用の参考ウェイトだと思ってください。
そういう使い方が好みの場合はまた別のタイプのベイトフィネスロッドがあります。
しかし、ST640M-Ftは1.8g前後であれば底質を感じたりできるし、例えば岩盤に沿ってフォールさせないと喰わないような状況でも岩盤のエッジを感じて垂直フォールとかも出来ます。
軽めのスモラバなら最高に使いやすいです。
ちなみに、ちょうちん釣りやベイトミドストやジグヘッドワッキーはでは3.5gくらいを使います。これくらいのウエイトがピッチングではコントロールしやすく、回収もこなせる範囲です。
ちなみに、他社のベイトミドストロッドはミドスト専用で、他に使い道と言えばプラッギングくらいかなって竿もありますが、これはミドストのようなスラッグを操るような釣りも高次元でできる高度なワーミングロッドという事です。
ようは、ボトムでは軽い、中層では重いスモラバ・ジグヘッドが使いやすいという事です。
トレーラーは2.5〜3inchくらいが相性がいいかと!
それと、ベイトフィネスロッドでやるミドストでは釣れる魚が一回り大きくなるように思います。
これはなぜか?と言われると確信は持てませんが、結果として必ず一回り大きい魚が食べて来てくれます。これはもしかしたらYou太郎が個人的に感じてるだけかもしれませんが、実際に釣れてきているので何かしらの要因があるのかもしれません。
最後のは参考程度に読み流してください!
(2), ネコリグ
続いてネコリグです。この竿の得意なリグの1つだと思います。
0.9g〜1.3gのネイルシンカーを入れた5inch未満のストレートワームを使う事が多いです。
ネコリグに関してはもう少し重いシンカーも背負えると思います。
が、YoU太郎の行くフィールドではこれくらいのシンカーで充分な為、これくらいに留めております。
ネコリグを何かに引っ掛けて長時間シェイクしながらゆっくりハングオフとか本当にやりやすいです。
それだけ弛緩性のあるティップという事です。
リアクションネコ的な使い方も出来ますし、太めのラインなら軽くカバーを絡めても心配無いです。ソリッドティップだからリアクション気味に使っても掛かる!
特に相性が良く感じたのがウィードへのタッチです。
ガード付きのマス針でウィードに絡めた時に、ウィードを切る訳ではなく『ほぐす』
という行為が素手でやってるような感覚で出来ます。プリプリプリってウィードからほぐれる感覚がバイトに変わる瞬間がたまらなく気持ちいい!
これは是非体験してほしい部分です。
(3), ヘビーダウンショット
ネコリグ同様に、これもすこぶるやりやすい。
具体的なシンカーウェイトは2.7g以上で、3.5gがど真ん中って感じです。
少し2.7gでは軽く感じてます。
ワームは4inchのアライブシャッドやシャッドインパクトを使い、4inchくらいまでを合わせられます。シャッドテールワームなら3inchくらいまで。
ティップの遊びとシンカーのバランスが3.5gくらいでベストマッチだと感じており、ズル引いた時にボトムの起伏をシンカーで感じ、ティップが自然とワームにアクションを与えてくれるかのような。
人側がシェイクしたりして不自然なアクションを与えるわけではないので、ダウンショットでの魚が圧倒的に増えました。
いや、自分にダウンショットのズル引きの破壊力を教えてくれた竿ですね!
このロッドを手に入れた当時はほとんどスモラバとネコリグにしか使っていませんでしたが、今ではネコリグとダウンショットを使う事が多いかもしれません。
リアクション気味にボトムで跳ねさせてもいいし、ズル引きもいいし、厳寒期の放置でもとてもいい仕事をしてくれています。
そして、去年からかなり可能性を感じているのがリーダーレスダウンショットです。3inchくらいのクローワームをつけてかなり釣果が上がってます!
(4), ノーシンカーリグ
これは言うまでもなく…ですね。笑
あまりバルキーなバックスライド系にはもっといい竿があるのでわざわざこのロッドでは使いませんが、シャッドインパクト4inchやノーシンカーワッキーなど、相性がいいですね。
ノーシンカーの表層高速引きなんかでもソリッドティップの食い込みの良さで、なかなか弾いたりしませんので重宝してます。
ノーシンカーでもフォールの釣りではなく、スティックワームを積極的に操作していく釣りで活躍する事間違いなしです。もちろん、フリーフォールやカーブフォールでのラインスラッグを操る釣りでも、弛緩性のあるティップですので活躍しないわけが無いんですけどね!
イカなどのノーシンカーのズル引きがとても気持ちいい(о´∀`о)笑
なかなかそんなベイトフィネスロッドはないですよ!
(5), いやいや、それだけじゃないんです!
これはYoU太郎が個人的に思ってる事なんですけど、このロッドはかなり高次元なところでプラッギングもこなせると言う事です。
そんな事言ったらノリーズの将軍様に怒られてしまうかと思いますが、本当の事です。
例えば、ウィードレイクでのシャッディングとか。
小型のトップとか。
バーチカルなメタルバイブなんかも得意だし、YoU太郎は4gのメタルジグにシングルフックとワームを着けてカバーに突っ込んだりしてます。
ストラクチャーシリーズはワーム特化型と謳っていますが、他のメーカーと同程度にプラッギングもできると言う事なんですよ。
ノリーズにはハードベイトスペシャルというハードルアーに特化したロッドがラインナップされてるので、ハードルアーをメインに使うロッドが欲しい場合はそちらから選んだら間違いなく最高の一本に出会えると思います。
他のメーカーの『ハードルアーにも相性がいいよー』と謳われてるロッドと同様にそつなくこなせるよと、でもワームの使用については妥協してませんよって具合ですね!
中途半端なバーサタイル性を持たせたロッドではなく、あくまでもワーミングスペシャルロッドで、そつなくハードベイトも使えるよ!
でも、ハードベイトをやり込みたいならハードベイトスペシャルから選んでね!
と、いう事ですよ!
ちなみに、厳寒期のシャッディングのような究極の条件で、オールソリッドやグラススピニング以外太刀打ちできませんって状況ではやはりそれなりの専門ロッドでシャッディングしてください。
さすがにバイトを弾きますし、もしかしたらバイトに気付いていないこともあるかと思います。もちろんハードベイトスペシャルと比べたらいけませんよ?他のベイトフィッシュ系ロッドに比べたらという事です。
やり込むなら専用ロッドの方が段違いですが、バーサタイルを謳ってるタイプよりはという意味です。
そう言った究極の状況以外ではかなり相性がいいです!
まとめ
つまり、YoU太郎的にどんなロッドなのか?
前回の報告書よりも端的にまとめると、ライトワーミングのスペシャルバーサタイルロッドだという事。
かなりフィネスに寄ったベイトフィネスロッドで、ボトムでの操作感、中層での操作感、ラインスラッグの制御と、どれを取っても高次元で使えます。
さらに、シャッドのようなライトプラッギングもこなします。
(プラグに関しては、ロードランナーハードベイトスペシャルというスペシャルロッドがあります。ここでは、他のベイトフィネスロッドと比べてと言う意味です。)
ベイトフィネスロッドにもタイプがあります。
・ダイレクトな操作感がウリのモデル
・中層攻略をメインにセッティングしたモデル
・丁寧に喰わせるモデル
このST640M-Ftというロッドは丁寧に喰わせるモデルだと感じてます。
まさに、フィネスフィッシング!
魚が必ずいる!と思えるピンに一撃でライトリグを撃ち込み、丁寧に誘う。確かに釣りのスピードはスローダウンしてしまいそうなイメージですが、それを効率的にできる知識とテクニックがあれば自然と体に馴染み、自分の体の一部のようなロッドになってくれると思います!
参考になりましたでしょうか??
それでは、これにて研究報告を終わります!
ではではー