【WILDHUNCH】絶対的存在!ワイルドハンチのインプレッション
コンニチハ!
研究所のYoU太郎です。
今年は寒くなるのが早い気がしますね。
皆さま風邪などひかれてませんでしょうか?YoU太郎家は息子の風邪が蔓延して嫁もYoU太郎も鼻水ズピズピしながら過ごしてます。
そんな中でも釣り場に足を運んでるストイックな方には頭が上がりません^ ^
今回は少し時期的に遅いですが、ミッドクランクのインプレッションをしたいと思います。
はい!
皆大好きなワイルドハンチです。
非常に今更感もありますが、YoU太郎がどうやって他のクランクと使い分けてるのか等も含めてインプレッションしていきますので是非最後まで読んで頂ければと!!思います!!!
【もくじ】
スペック
レングス : 52mm
ウエイト : 9.6g
フック : 前#7(横)後#5(横)
リング : 前後#3
リップ : ラウンド
重心 : 固定
ラトル : サイレント(ラトルインモデル有)
2016年のシーズン終盤にはウイニングルアーになったのはまだまだ記憶に新しいですよね。
スペックのみを見ると非常に特徴の無さそうな普通のクランクベイトに見えますが、なぜ市場に残り売れ続けているのか?
つまり、それだけ実績があり、使いやすく手に入りやすいという事に加え、大手メーカーの宣伝力もあり認知度も高い。
今や日本の代表的なミッドクランクになってしまったワイルドハンチを少しずつ紐解いていきたいと思います!
特徴
スペックだけ見たら普通のミッドクランクです。そこにどんな釣れるギミックが隠されているのか?
よく観察しているととても特徴的なクランクです。
リップとラインアイ
まず目を引くのが肉厚で高剛性のラウンドリップです。
なぜこんなに分厚いリップがついてるのか?気になりますよね…
本来クランクはハイピッチでハイレスポンスであるほど良いというような風潮がありました。その為、強度ギリギリまでリップを薄くして、アクションのキレを出そうとしていましたが、ワイルドハンチには全く逆を行くリップが搭載されています。
それはラインアイの位置に原因があります。
他のクランクベイト(ショットフルサイズ)と比べると、ラインアイの位置がかなりリップの先端側に寄っていることがわかります。
ワイヤーでボディ本体とアイが繋がってるわけではないので、ワイルドハンチのリップは実用的な強度を保つ為に根元付近に厚みを持たせなければならなかったと考えてます。
しかし、ただ厚みを持たせただけではただの運動能力の低いクランクベイトになってしまいますが、リップ付け根の形状とラインアイより前方に窪みを持たせる事で、しっかり水を噛ませる事ができ、付け根の形状で水圧を受けた後はしっかりボディ後方に水流を逃がせるよう工夫されてます。
ノタノタアクションと潜行角度
正直言って、イヴォーク1.2やブリッツシリーズのようにハイピッチに小気味良く泳ぐ事は出来ません。
細身タイプのボディによる高重心系のボディ形状、リップ形状とラインアイの位置からして非常にローピッチのタイトなウォブルアクションをするクランクベイトです。
なので、ネットによく書かれてるほどカバークランキングが得意かと言われたらYoU太郎的には『そんなにカバーには強くない!』と思っています。
カバークランクで使われるクランクベイトはレスポンスの高さと激しいアクションで時にはカバーをなぎ倒すようにしてかわしてきますが、ワイルドハンチはどちらかと言うと大型のリップに頼ってカバーからフックを守りながら抜けてくるタイプのクランクベイトになります。
さらに、YoU太郎が1番気に入ってるのが潜行角度です。
かなりリップの先端にラインアイがありますので凄く潜行角度が浅くなります。
潜行深度は1〜1.5m程度を攻めやすいですが、ボートからでは潜行角度が浅い為かなり浅い場所を狙う事しか出来ません。ミッドクランクとして紹介してますが、リップが大きく見た目的にミッドクランクのように見えますが、使い方としてはシャロークランクで使うようなレンジでの使用がメインになります。
あ、潜行角度が浅いって言うのは決してネガティブな意味ではなく、良くも悪くもそう言う特徴があると言うことです。
逆三角形ボディによる低重心化
カバーには強くないと書きましたが、決してバランスが悪くガンガン根掛かるかと言うとそんな事は無く、ボディを逆三角形にして背中側に空気部屋を大きく取り、細身系のクランクの中ではかなり安定した泳ぎをしますので、何でもかんでもカバーに突っ込ませるような使い方をしなければ結構器用に攻める事ができると感じてます。
次項ではどんな場所で使いやすいかをYoU太郎が感じている範囲で紹介して行きます!
有効な出し所
かなり浅い潜行角度なのでフラットエリア攻略が主な任務になります。また、バタバタ激しくアクションするタイプでは無いので、比較的クリアな水域でも見切られる事無く活躍してくれています。
コレクターさん泣かせの豊富なカラーラインナップがありますので、必ず好みの一色が見つかるのも魅力の1つです!
ウィードフラット
YoU太郎がクランクボックスに配備させているワイルドハンチはクリアなウィードフラットが主な主戦場となっています。
イヴォーク1.2も非常に使いやすいですが、水の色を見て透明度が高いと感じればワイルドハンチを選択していきます。
レンジと透明度を加味ながらもう少し深めを狙いたくて、濁りが入っていればRTO1.5や1.0、0.7も選択肢の中に入ってきます。
ワイルドハンチはノタノタしたローピッチアクションで、テールのキック力を生かしてウィードを掻き分けるように面を舐めてきますのでとても使いやすく感じてます!
フラットごろた石エリア
ゴツゴツした岩が点在するようなフラットや、ブレイクラインの上側を狙うとか、乱杭エリアを流す時に有効なエリアです。
フラットエリアならどんなところでも使いやすいですね!
当研究所職員(YoU太郎の幼馴染)曰く、立木エリアの中層攻略でも実績が高いそうですが、YoU太郎の行くフィールドに立木なんかありませんので、なかなかそう言う経験はできておりません。参考としてください^ ^
ブリッツ系は結構急潜行しますので、フラットではなくもっと地形変化があっても使いやすいですが、1番の使い分けは止めたりスピードの変化をつけてテクニカルに使うならばブリッツシリーズで、少しのスピード変化を加える程度で巻き続ける場合はワイルドハンチが有効な場合が多いです。
シーズン
春先の様なクランクベイトが活躍するシーズンと、秋の様な巻物シーズンで使いやすく、普段からクリアな水域では濁り始めのタイミングが良く、普段は濁っているならクリアアップしてきたタイミングが出し時だと感じてます。
秋のターンオーバーが収束し始めたタイミングなんかでウィードの枯れはじめたエリアを狙うのがとても好きです( ^ω^ )
オカッパリ
岸に立って沖に投げて手前に引いてくるにしたがってどんどん浅くなるオカッパリにおいてこれ以上に使いやすいクランクはなかなか無いんじゃないかなと思います!
ワイルドハンチがこれだけ有名になり、釣れると言われる要因はこれかな!笑
濁りや通すカバーによってイヴォーク1.2と使い分けて見ると楽しいと思います。
まとめ
ブリッツシリーズやイヴォーク1.2などアクションレスポンスが良く、ハイピッチで安定しているのがクランクベイトの正義だと思っていたYoU太郎が衝撃を受けたクランクベイトがワイルドハンチでした。
(ブリッツ、イヴォーク1.2のインプレリンク貼っておきます^ ^)
さらに、物に接触したとき、ボディを倒しながら舐める様にカバーをかわしてくるタイプのクランクベイトですがこの時の動きが非常に生々しく絶妙で、気持ち悪ささえ感じます…笑(これ以上は語れません。実際に見てみてください!笑)
総合的に見てオカッパリがメインの日本で使いやすく、とても完成度が高いのでフックサイズを前後#4にしたり、16lbの太糸を合わせてもしっかり泳ぎます。
発売から長い月日を経て、非常に使い分けがしやすく他の強豪国産クランクベイトが犇めき合う中で確固たる地位と実績を築き上げた名作クランクになります。今や国産クランクを代表するような認知度ですよね(*´・ω・`)b
今更YoU太郎が偉そうにインプレッションしても『そんなん知ってるよ!』と言う様な内容だったら申し訳ありませんが、ご参考にして頂ければ幸いです。
それでは、次回の研究報告もよろしくお願い致します!
ではではー